おはようございます
DDです

 

今週はご縁があって、とあるWebデザイナーさんの
お試しセミナーを受けてきました。

 

シンプルに画像編集の精度が上がったのと、
デザイナーを本職にしていくための道筋についても
興味深いお話を伺えて、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

そこで今回は、その体験セミナーからの学びをヒントに、
「エントリーの根拠」というテーマでお話しします。


見積もりの分解

セミナーで最も腑に落ちたのが「案件を勝ち取る見積もり」の話です。
要点だけまとめると——

  • 見積もりを「一式」で出すのはやめる。理由は「中身が見えない」から。

  • 「Webサイト制作 一式 200,000円」では、クライアントは内訳も妥当性も判断できない。

  • 判断材料がないと、人は価格だけで比べる。結果、安い方が選ばれやすい。

  • だから「同じに見えるもの」は価格競争に巻き込まれる。

  • 脱却するには「分解」=差を見せる。工程ごとに内訳化して「価格の根拠」を可視化する。

つまり、「価値ある工程を一式にまとめると、価値が消える」。
分解して見せることで、はじめて“選ばれる理由”が立ち上がる、というわけです。

 

この話を聞いてサラリーマン時代の自分を思い返すと、

基本料金や時間単価でお茶を濁しがちだったなと…。

 

そりゃあ、何の作業にどれだけ時間や思考が載っているのかを書くだけで、
受け手の納得感はまったく違いますよね。
深く腑に落ちた話でした。

 

いやーまだまだできることってありましたよね…と。

 

で、ここからが本題です。


この「要約してしまっている部分の分解」って、トレードにもそのまま効くと思うんですよね。

 

やったトレードを分解することで、はじめて“エントリーした理由”が深く考察できる、というわけです。

皆さんもエントリーまで丁寧に分析しているはずですが、“手なり”で、つい要約してしまっているパート、ありませんか?

 

以下の要素を、言語化して“分解”しておくほど、エントリーの根拠は強くなります。


エントリーの根拠の分解とは

一般的によく見られるポイントを挙げてみると下記のようになるんじゃないかと思います。

 

“※使っている手法によっては見ないというものもありますので、挙げたものは必ずしも全てを見ないといけないというわけではありませんので、無理やり見る必要はありません。ただなぜこうなったかというのがどうしてもわからない場合は、自分の見ていない要素が原因であることもあって、この辺はトレードの難しい部分でもあり面白い部分でもありますね。”

・テクニカル

ローソク足の形、パターン、ボラティリティの縮小・拡大型など。

「何が“いつもと違う”のか」を日本語で書けるレベルに落とすと、根拠はぶれにくいです。

 

・ファンダメンタル

政策金利、要人発言、指標のサプライズ方向。

“地合いの向き”を一言で。テクニカルと矛盾するなら、どちらを優先するかも明確に。

 

・レジサポ

どの価格帯が“効いた実績”を持っているか。

反応回数・出来高・ヒゲの長さなど、効きの“根拠”を1行で添えると精度が上がります。

 

・トレンドライン

引き方を一貫させることが命。

「どの高安を結んだか」「タッチ回数」「ブレイクの確度(終値/実体)」まで言語化。

 

・上位足

日足・4時間足の方向と圧力。

下位足での逆張りは“短命前提”など、上位—下位の関係性を先に決めておくと迷いが減ります。

 

・エントリーする通貨の自国時間

東京・ロンドン・NYなど、流動性の山谷。

動く燃料となる指標はあるか。

「この通貨は今“起きている”のか?」を一言でチェック。時間帯は立派な根拠です。

 

・移動平均線

期間の意味づけを固定する(例:SMA20=短期参加者の平均コスト)。

価格とMAの位置関係、傾き、乖離の“戻り圧”まで解釈すると、期待値が輪郭を持ちます。

 

・波の勢い

プッシュの長さ・戻りの深さ・時間比。

“押し戻しの非対称性”が出ているかで、勢いの質を測る。速さも立派な情報です。

 

・各種インジケーター

RSI、MACD、出来高系など。

シグナルの単発ではなく、「地合い×時間帯×他要素との合流点」で意味づけするのがコツ。

 

これらの要因は、細かければ細かいほど“価格の根拠”ならぬ“エントリーの根拠”を強くします。
一式(総合判断)で済ませると、結局「気分」で入ったのと区別がつかなくなる場合があるということです。

これはエントリーの根拠としても、その後の記録にしても、事細かに分解することで習熟度は段違いになっていくと思います。

 

ちなみにわれわれの流派である「見える化流」では、

1.時間経過
 誰が見ても止められたと思うほど十分な時間経過によるラインが引ける状態になっているか
2.強数
 水平ライン・トレンドライン・カウンターライン・上位足とトレンドの方向が同じになっているか・MAに支えられているか、など
3.自国時間
 取引しようとしているペアの国が営業時間であるか、変動する燃料となる指標はあるか
4.波の勢い(上記)

 

を特に重要視してトレードをしています。


チェックリストの作成

おすすめとしてはやはりチェックリストを作るのが、
一番手っ取り早いと思います。

 

エントリー前に、ざっと“内訳”を確認する用の短いチェックです。
声に出して読めるくらいシンプルでOK。

  • ✅テクニカルの“いつもと違う”は何か、一言で言える

  • ✅ファンダの向きがテクニカルと矛盾しない(矛盾なら優先順位を明記)

  • ✅直近のレジサポの根拠(反応回数・実体の止まり所)を把握した

  • ✅トレンドラインの引き方とタッチ回数が一貫している

  • ✅上位足の方向に対する自分の立ち位置(順張り/逆張り/短命前提)を決めた

  • ✅当該通貨の“自国時間”の流動性を確認した(セッション前後のクセも)

  • ✅移動平均線の傾き・乖離の大きさに意味づけがある

  • ✅波の勢い(長さ・深さ・時間比)で優劣を取れた

  • ✅インジは“合流点”を作れている(単発シグナルでない)

  • ✅「今、ここでエントリーする理由」を説明できる

このチェックは“勝つため”でもありますが、
同時に“負け方を可視化するため”の道具にもなるのが凄い所です。

根拠の内訳が立っていれば、たとえ負けでも「更新すべき仮説」が明確になります。


その積み重ねが、最終的には分布(結果のならし)を、正確に穏やかに良い方へ持っていくことができるということですね。

まとめ

見積もりを分解して“選ばれる理由”を見せるように、

エントリーも分解して“賭ける理由”を自分に見せる。
この小さな手間が、メンタルの安定と、再現性の土台になります。

 

「一式」ではなく「内訳」で、自分の根拠を強くする。
それだけで、同じチャートでも見える世界が少し変わります。

 

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