簡単なようで、

自分にとっては案外難しいことなのかもしれない。

 

スペイン語を学び始めたはいいけど、

単語も文法も全然覚えられない。

(あれ、わたしってこんなに物覚え悪かったっけ?)

クラスのみんなは自分の思っていることをどんどん発言する。

そんな姿を見ているうちになんだか自分だけ出来損ないというか、

落ちこぼれている気がして、

やるせなさと悔しさが入り混じった感情に度々襲われいた。

 

そんなときにセビージャ校のAnaが気にかけて声をかけてくれた。

「Naoは全部の単語を覚えなきゃー、ちゃんと話さなきゃー、って

いっぱいいっぱいになっているでしょう?でも、そんなの分からなくて、

できなくて当たり前。もう話せる力は十分ついているのだから、

分からないところは少しずつ少しずつ身につけていけばいいのよ。

とにかく話してみなさい。目の前の授業に集中しなさい。

私はあなたより長く生きているんだから、私の言うことを信じなさい!」

とワハハって笑いながら言ってくれた。

 

涙が出るほど、嬉しかった。

ちょうど帰り際に言われて、帰り道はポロポロ泣いたな。

本当にそのとおり。

完璧を求めたところで、出来るはずないんだから、

肩の力を抜いて取り組むことにフォーカスする。