目を覚ますと、目の前で知らない女性が優しそうに笑って、じっとうさぎを見ていました。
うさぎが驚いて飛び起きると、女性は困った顔。
しばらく二人で見つめ合ったあと、困った女性はうさぎにスープを差し出してきました。
そのスープは、眠る前にうさぎが食べた、あのスープ。
そうなのです。
そのスープは、女性がうさぎのために作ったキャロットスープ。
毛布も、うさぎがいる部屋も女性のものでした。
道端で倒れていたうさぎを、優しい女性が助けてくれたのです。
うさぎは、あの人以外の人間を知らなかったので、ひどく脅えましたが、
優しい女性の優しさに助けられ、
しばらく、優しい女性の家で疲れを癒す事にしました。
「あぁ、あの人みたいだな・・・」
長旅で、また孤独になってしまったうさぎは、優しい女性にあの人の面影を重ねながら、そんな事を考えていました。
続く。。。