第3話・マドンナ
ラファエロの〈大公の聖母〉がリマインダーとなった、娘と母の物語
オー!マイリマインダー!
マイフェア・レディでの、この台詞の意味を高校の音楽の授業で習ったときに
キリスト教徒のモノの考え方ってそうなのかと、印象深かった事を覚えています
教えてくださったオペラ歌手の峰先生、お元気かしら
さて、
ハーモニカ修理の催促をしなかった母親は、本当に娘想いの優しいかた
ご高齢で忘れっぽかったから。
などと、私は捉えていません
女手一つで息子と娘を育てるあいだ、怒った、悲しい、苦しい顔を見せた事が無いだとうっ!?
そんなんありえない!!!!!わなわな
聖母は、職場での母親を見守っていた。とは思う
でも、娘が思ってるよりずっと、聖母と同じ土俵に立ってるよ、アンタのお母さんは。
なんだか吸い込まれるように気になったのは、ナカーマ、ミツケタみたいな深層心理が働いたに違いない。
聖母と魂が共鳴したのかもしれない
お母さんはね、いつだってアンタの事を想ってるんだよ聖母級に。
脊柱にヒビ入ってたって、イタリアで無事でいるかなって、逆に想いを寄せてくれてるんだよ、だって、お母さんだものうるうる
ハーモニカ修理を忘れていたのは、母親のさびしさを忘れてたっていう事
思い出してあげよう
お母さんは、あなたに逢いたいんだよ
と、
分かったような、事を書き。。。
そんでテーマはなにさ
んーーー
高齢の母親かな
タイトルのマドンナって、聖母の事だよね
でも書き手さんは、ラファエロの絵画について書こう!と思ったのではなく、老いた母親について書こうと思われたのだと思う
だからテーマは
マドンナ〈聖母〉である高齢の母親
で、モチーフは。。。
お、親の有り難さ。。。?
あれだけ↑ツラツラ書いといて、結論の言葉選びにビビるという(笑)
小説を読んで心が救われるとか、少しだけ強くなれるとかが、本当にあるんだって事を
知らない人に、生き方がちょっと不器用な人に、知ってもらいたい
「この本読んでみなよ」って
ふだんから本読んでる人にしか、言えないもんな。