追加

9:05、仲間内へ19110を目標として、ミニ三尊形成して落ちる

 

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫) 文庫 – 1998/8/10

 

商品説明

   本書は、著者が1894年から1897年にかけて、4度にわたり朝鮮を旅したときの紀行である。当時の東アジアは日清戦争前後の激動の時代で、朝鮮半島においても各国の思惑が入り乱れ、著者自身幾度か謁見したことのある閔妃が殺害される事件も起きている。
   そんな戦争と政争の中ではあるが、旅をする著者の視線の多くは庶民の日常生活と豊かな自然に注がれている。交通事情が劣悪なために、快適な旅とはいえないことに遭遇することも少なくないが、60代とは思えないパワフルな活動力でそれを乗り越えていく様は痛快ですらある。
   当時の朝鮮はまた、開国間もない時期であり、外国人に対する偏見も根強く残っていた。ただ、それだけに伝統的風土・民俗・文化等が色濃く残り、特に本文中2章を割いているシャーマニズムについては著者自身も大きな関心を抱いたようで、悪霊払いのプロセスを延々と紹介している部分もある。これらの伝承は記録としては残りにくいものであるから、貴重である。
   時代が時代であるだけに、日本人についての記述も少なくない。著者自身は日本を先進国入りしつつある国、と認識している様子で、朝鮮に対する影響力を徐々に強めていることに関しても、帝国主義が当然の時代とはいえ、淡々と描写している。ただし、秀吉による侵略以来の「恨み」については何度も語っているので、朝鮮人の反日感情は、著者の目にもあからさまのものだったのだろう。
   この時期の朝鮮について、政治的な思惑なしに、これだけ広範囲のことを記述したものはほかにない。それだけに、資料としての価値の高さがあるとともに、素顔の朝鮮があざやかに見て取れる名紀行でもある。

内容紹介

英人女性旅行家イザベラ・バードが描く19世紀末の朝鮮の素顔。

英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時のことである。以後3年余、バードは4度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、東学党の反乱、閔妃(びんひ)暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。

 

下記は読者のレビューより(全69件)

 

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・人柄は大変良いが統治者としては恐ろしく無能な朝鮮王
・利発だが王宮の外に殆ど出た事がなく、まじないと宮廷闘争に明け暮れる王妃
・王妃と対立し、王妃の一族を爆殺したり様々な陰謀を巡らせる冷酷な王父
・無能な王の取り巻きと、どの周辺国につくかで派閥抗争に明け暮れる群臣
・腐りきった貴族(両班)の民衆に対する非道としか言いようが無い搾取と暴虐
・横行する官職の売買と縁故主義に群がって更なる官位を要求する親戚、際限なく膨れ上がる官職ポスト
・縁故主義が腐敗を作り、腐敗が縁故主義を助長する負の腐敗スパイラル
・貴族の搾取に向上心や生きる希望を失った農民の群れ
・男女差別や階級差別が凄まじく、何事にも格付けと権威付けを行い差別を行う文化
・庶民には暴力以外に貴族の腐敗に抵抗する方法が無い世界、続発する農民反乱
・大衆の無知と恐怖と畏れ、原始的なシャーマニズムに縋る大衆とその代用品として布教が進むキリスト教
・恐ろしく不衛生で社会インフラが未整備であり、流通や貨幣経済が崩壊している都市の姿
・遺跡や遺構を大切にせず、最も進んだ美術や文化が妓生の芸や風俗であるという朝鮮文化の実態

本書はこんなアジア的な退廃と腐敗と陰謀が渦巻く、暗黒の地とでも言うべき李朝末期の朝鮮半島に乗り込んだ60歳を
超えたイギリス貴婦人の冒険心とバイタリティに溢れる旅行記です。

時期的には日清戦争前後なので日清露の睨み合いとそれぞれの勢力に与する李朝内の派閥抗争がリアルタイムで
描かれており、当時の世相が生々しく伝わってくる良質な歴史資料でもあります。

著者は「未開の地の野蛮人をキリスト教と近代文明で文明化させる→植民地化」という何とも当時の大英帝国的な
思想やイギリス人特有の皮肉のエッセンスを散りばめながら、朝鮮への文明化と大英帝国の植民地化の可能性を探る
というスタンスで執筆しており、日本の朝鮮への政治干渉や政治改革を「真摯ではあるが拙速(急ぎ過ぎで詰めが甘い)」
と辛辣に評しています。
日本の植民地支配の「良かれと思って自腹を切って支援し続ければ上手く行くし感謝される」という姿勢が、
いかに甘く、素人発想であったかを反省するという点からも本書の価値は高いのではないでしょうか。

 

事実のみ。

2013年7月2日
とても客観的な視点で書かれています
日本人擁護でも、批判でもありません。
当時の朝鮮半島には文化も文化財も無く
とんでもなく不潔で精神的にも未発達の地であり、
清王朝にいいように搾取されていた様子が克明に残されています。
韓国歴史ドラマは全て幻想だったんだなと知りました。
韓国の人が読むとショックかもしれません。