新春漫才 | 夢から醒めた夢

夢から醒めた夢

ありそうで無いコントのような物語『シチュエーションネタ』を中心に更新しています!
是非読んで下さい♪

 

 

 

 

 

さぁ、あけましておめでとうございます。夢から醒めた夢でございます。

 

 

 

 

 

年も明けて1月7日に初の更新となってしまいましたが、記念すべき2017年一発目のブログはシチュエーションネタをやりたいと思います!

 

 

シチュエーションネタと言っても、今回は漫才スタイルでやっていきたいと思います!

 

今回登場するのは芳賀啓介柳修斗吉田勇人今藤忍三上結衣の全員です!

 

 

それでは早速どうぞ!

 

 

芳賀「どうも~!H.S.S.Y.Y.で~す!」

 

吉田「あけましておめでとうございます!」

 

芳賀「そうですね、おめでとうございます~!」

 

今藤「皆さん、お正月休みとかいかがお過ごしでしたか?」

 

柳「北海道の方なんかは帰省ラッシュで空港で足止めになった方が結構いたとか。」

 

三上「そうですよ、私も帰省する予定より10分遅れました。」

 

芳賀「それは普通に飛行機の遅れでしょうよ。皆さんはお正月は何をしましたか?」

 

柳「家でお雑煮を食べていました。」

 

芳賀「あぁ~、ベタですけどそういうのが1番いいですよね!」

 

吉田「僕は柳の隣でお雑煮を食べていました。」

 

芳賀「え、一緒にいたの!?お正月って家族とか親戚と過ごすんじゃないの!?」

 

今藤「私は吉田くんの隣、柳くんの前の席でお雑煮を食べていました。」

 

芳賀「お前も一緒かい。…っていうか、3人の位置関係が有り得ない事になってるけど。」

 

吉田「さぁ、嘘つきは誰だ!?」

 

芳賀「誰でもいいです。」

 

三上「私は柳くんの上でおせちを食べていました。」

 

芳賀「それはどういう事!?「柳くんの上」ってどこ!?」

 

今藤「そんなズビズビ言ってる芳賀さんは何をしてたんですか?」

 

芳賀「ズビズビってどんな音だよ!僕はね~、お雑煮を食べていましたよ。」

 

吉田「うわっ。」

 

芳賀「何そのリアクション!?」

 

柳「被せてこいよ!」

 

芳賀「何に!?」

 

今藤「最初に聞けば良かった…。」

 

芳賀「順番関係無いだろ!」

 

三上「空気…。」

 

芳賀「お前の1番傷つくわ!「空気」ってだけ言うのやめて!?」

 

吉田「まぁ、こんな5人で漫才をやっている訳ですけども頑張っていきたいと思いますよ!」

 

芳賀「ボケの分際で仕切り始めた…。まぁ、我々を初めて見る方もたくさんいると思うので、端から順に自己紹介でもしていきますか?」

 

今藤「いいです。」

 

芳賀「しろや!」

 

柳「俺達の事 知らない人なんかいないだろ。」

 

芳賀「自信がすごいな…。」

 

三上「空気…。」

 

芳賀「それ何なんだよ!」

 

今藤「自己紹介だけは絶対に嫌だ。」

 

芳賀「過去に何かあったのか!?じゃあ、いいですよ。まぁ、5人とも個性的なんですけどね、柳なんか金髪でガラ悪いでしょ?」

 

柳「このバカタレが~!」

 

芳賀「金八じゃねぇよ!「金髪」って言ったの!んで、金八「バカタレ」は言わないから!」

 

柳「え~、人という字は、こう書いてこう。」

 

芳賀「何、普通に書き方の説明してんだよ!小学生1年の授業か!」

 

吉田「でも、3年B組の生徒ってアホだから「人」って字書けないと思うよ?」

 

芳賀「そういう事 言うな!」

 

吉田「全員が全員書き順間違えてますからね。」

 

芳賀「2画しかないのに全員間違える革命的な運の悪さ…。」

 

吉田「俺さ、戦隊モノのヒーローに憧れてるんだけど、怪人やってもらっていい?」

 

今藤「やだ。」

 

三上「やだ。」

 

柳「やだ。」

 

吉田「じゃあ、俺がレッドやるから柳はグリーンな!」

 

芳賀「話聞いてねぇのかよ!」

 

吉田「芳賀がピンクな!」

 

芳賀「女の子2人いて何で俺がピンク!?」

 

吉田「今藤が茶色で、三上がレッドブルーね!」

 

芳賀「何だその配色!戦隊モノで茶色は前代未聞だわ!んで、三上のも何だよ!エネルギードリンクみたいなやつ!」

 

今藤「でも、これで5人揃ったね!」

 

芳賀「お前いいの!?茶色だけど!?」

 

吉田「よーし、今日も世界の平和を守るぞ!」

 

芳賀「怪人は!?」

 

吉田「は?」

 

芳賀「何 完全に忘れてんだよ!お前が「怪人やれ」って言い出したのに勝手に色決めやがって!」

 

吉田「ヒーローはもういいや。あ、そういえば俺の好きだった子が今年結婚するらしいんですよ。」

 

芳賀「あら、それはおめでたいですね。」

 

吉田「だから、結婚式場に乗り込んで花嫁を奪う練習をしたいんだけど、付き合ってもらってもいい?」

 

芳賀「オススメしないけどね。列席者に迷惑かけるし、ハナから奪う気なら式を挙げる前に気持ち伝えなよ。」

 

吉田「式の最中に奪い去る事で新郎に多大なる恥をかかせたい。」

 

芳賀「最低か!」

 

吉田「とりあえず、せっかく5人いるし協力してくれよ!」

 

芳賀「まぁ、いいけどさ。」

 

三上「じゃあ私は新婦の友人で。」

 

今藤「私も新婦の友人で。」

 

柳「俺も。」

 

吉田「俺も。」

 

芳賀「控えめか!何で全員列席者なんだよ!」

 

今藤「だって、結婚式の振る舞いとかわかんないから…。」

 

芳賀「いや、そうかもしれないけど!んで、吉田は奪いに来いや!」

 

吉田「式に潜入してるの!」

 

芳賀「そんなスパイみたいな奪い方するの!?…にしても、役割分担はちゃんとしよう!?吉田も後から来い!」

 

柳「じゃあ、俺が新郎やるよ。」

 

三上「じゃあ私は花嫁やります。」

 

今藤「私は牧師にしようかな。」

 

芳賀「いいじゃない。俺はどうしようかなぁ…。」

 

吉田「芳賀はツッコミでいいよ。」

 

芳賀「役は!?お前らボケる気満々だろ!」

 

吉田「じゃあ、お願いします!」

 

今藤「修斗さん、あなたはこの女性を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わる事なく愛する事を…誓え。」

 

柳「…はい…。」

 

今藤「結衣さん、あなたはこの男性を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わる事なく愛する事を…誓え。」

 

三上「…はい…。」

 

芳賀「ちょっと待って!強制すんなよ!「誓え」って言っちゃう牧師 初めて見たよ!」

 

今藤「黙れ。」

 

芳賀「うるせぇな!やり直せ!」

 

今藤「修斗さん、あなたはこの女性を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わる事なく愛する事を…誓って下さい!お願いします!誓ってくれなきゃ…私…!」

 

芳賀「必死か!お前は2人の何なんだよ!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったー!」

 

柳・三上「Chu☆」

 

芳賀「誓っちゃったよ!待ってやれよ!そして随分ポップなキスだな!」

 

吉田「ひどい…。」

 

芳賀「これはかわいそう!初めて吉田を「かわいそう」って思ったよ。牧師のセリフからやり直せ!」

 

今藤「修斗さん、あなたはこの女性を健康な時も…」

 

芳賀「そこからじゃねぇよ!どうせまた「誓え」って言うんだろ!」

 

今藤「いや、必死に頼みます。」

 

芳賀「それもさっきやったろ!その後からやれ!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったー!」

 

柳「…え…?」

 

吉田「結衣さん、迎えに来たよ。…僕と行こう。」

 

三上「…誰?」

 

芳賀「かわいそう!人生二度目の「吉田かわいそう」!」

 

吉田「結衣さん…君を…君を離さない…!」

 

三上「いや…、無理…。」

 

芳賀「「無理」とか言うんじゃねぇよ!一生懸命突撃してんだから!やり直し!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったー!」

 

今藤「あ、じゃあ あちらの男性と誓いのキスを…」

 

芳賀「切り替えるな!やり直し!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったー!」

 

柳「…え…?」

 

三上「…吉田くん…?」

 

吉田「吉田くんだよぉ~!」

 

芳賀「そういうのいいから!」

 

吉田「式なんか抜け出してさ、一緒にお茶しない?」

 

芳賀「規模のデカいナンパか!お茶は式が終わった後に行け!」

 

吉田「まぁ、今「お茶しない?」って言ったけど、飲むのはお茶に限らず、コーヒーでもお湯でも何でもいいからさ。」

 

芳賀「そこ別に気にしてないだろ!んで、喫茶店でお湯飲んでる奴 見た事無いけど!」

 

吉田「その店のお湯の温度が絶妙でさ。」

 

芳賀「お湯のアピールいいんだよ!残念なイケメンか!やり直し!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったらいいじゃない!」

 

芳賀「やり直し!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったらいいじゃない!」

 

芳賀「1個前にやり直し食らった理由が分かってないのかよ!言い回しがムカつくんだよ!」

 

吉田「何て言ったらいいんだっけ?」

 

芳賀「さっきまで出来てたろ!「ちょっと待ったー!」でいいよ!」

 

吉田「OK牧場!」

 

芳賀「古いわ!」

 

今藤「OK牧師!」

 

芳賀「新しいけど エゴが強い!そんなんいいからやり直し!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったー!」

 

柳「…え…?」

 

吉田「結衣さん、迎えに来…」

 

三上「行く!」

 

芳賀「尻軽だな!もうちょっと悩んでもらっていい!?」

 

三上「…でも、修斗さんとの大切な結婚式の日だし…。」

 

吉田「アメあげるから。」

 

三上「行く!」

 

芳賀「昔の誘拐か!今の子 アメじゃついて行かないよ!」

 

吉田「ついて来るよ!?」

 

芳賀「何で知ってんだよ!ベテラン誘拐犯か!やり直し!」

 

今藤「では、ベールを上げて下さい。誓いのキスを…。」

 

吉田「ちょっと待ったー!」

 

柳「…え…?」

 

吉田「結衣さん…、結婚おめでとう!」

 

芳賀「奪えや!いい加減にしろ!どうもありがとうございましたー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…オチをもう少しKSKのシチュエーションネタならではの型にハマっていない終わり方にしようと思ったけど、逆にそういうのが多いから今回ベタな感じにしてみました!

 

今年も楽しい1年になりますように!

 

 

 

 

 

タフォーーー!!!