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夢から醒めた夢

ありそうで無いコントのような物語『シチュエーションネタ』を中心に更新しています!
是非読んで下さい♪

料理がすごくおいしい!けど店員が無愛想な店。また行く? ブログネタ:料理がすごくおいしい!けど店員が無愛想な店。また行く? 参加中
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さぁ、父親はKSKが小5の時にゴミ収集の仕事中に殉職した。夢から醒めた夢でございます。







料理がすごく美味しいけど店員が不愛想な店にはまた行くか?






教えましょう。







これは芳賀啓介と今藤忍が出会う前の話である。








芳賀「久しぶりだよな、結衣と飯食うの。」


三上「だね。ウチら幼馴染だから最近喋るの避けてたし。」


芳賀「俺らも大人になったってことかぁ。」


三上「でも、小中高と一緒だからあんまり変わったように見えないよ。」


芳賀「俺?俺は日々成長してるし。結衣はだいぶん変わったよね。」


三上「え?変わった?」


芳賀「うん、前は虫とか苦手だったけど、最近はクリスマスに必ず虫食べるようになったじゃん。」


三上「食べるわけないじゃん!何言ってんの!?」


芳賀「いや、まぁそれは嘘だけど。」


今藤「ご注文は?」


芳賀「あ、結衣はどうする?」


三上「う~ん…、どうしよう。」


今藤「早くして?」


三上「…あ、すみません…。」


芳賀「あの…。」


今藤「ん?」


芳賀「態度おかしくない?」


今藤「どっちが?」


芳賀「「どっちが」ってどういう事?」


今藤「だから、私とこの結衣とかいう女、どっちが態度おかしいの?」


芳賀「お前だよ。3歳児100人にアンケートとっても絶対にお前に満票入るよ。」


今藤「決まった?」


芳賀「シカトすんなよ!」


三上「あ、このミートソースパスタで。」


芳賀「いやいやいやいや!結衣、帰ろう。ダメだ、この店は。」


三上「でも、初めて来るんだし…。ずっと楽しみにしてたじゃん…。」


芳賀「そうだけど、これはもう無理だろ!結衣もさっきキツイ事言われてたじゃん!」


三上「…誰から?」


芳賀「マジかよ!気づいてねぇよ!」


三上「だから、ね?今日だけここで食べよ?」


芳賀「わかったよ…。」


今藤「…ドラマ終わった?」


芳賀「ドラマじゃねぇよ!失礼だな!」


今藤「んで、注文何だっけ?」


芳賀「覚えてねぇのかよ!」


三上「ミートソースパスタで。」


今藤「ミートソースパスタね。で、お前は?」


芳賀「お前って何だよ!あ、もうダメだ、帰ろう!」


三上「何で?」


芳賀「「何で」じゃねぇよ!分かれよ!もう無理だろ!」


三上「無理じゃないよ。食べていこうよ。」


芳賀「初めて来るのにこの店への強烈な執着心は何なんだよ!」


今藤「ちゅ・う・も・ん。」


芳賀「…ハンバーグで。」


今藤「ソースは?」


芳賀「何があるんすか?」


今藤「自分で考えろ。」


芳賀「何だとこの野郎!」


三上「啓介!やめてって!」


芳賀「お前、器でかすぎるんだよ!本来ならクビだぞ、こいつ!」


今藤「落ち着けよ。」


芳賀「…お前、結衣を家まで送ったら殺しに来るからな。」


三上「怖いこと言わないの!ソースは何があるんですか?」


今藤「自分で考えろっつってんの。」


芳賀「お前の性格どうなってんだよ!」


三上「ん~と…、デミグラスと和風ソースですか?」


芳賀「お前もピュア過ぎるだろ!」


今藤「うん、デミグラスと和風ソースとコンパッツェルタソースの3種類。」


芳賀「何だ、最後の面白そうなソースは!」


今藤「どれにする?」


芳賀「…じゃあ、コンパッツェルタソースで。」


今藤「ん。ハンバーグに針は何本入れる?」


芳賀「入れねぇよ!何攻めてきてんだよ!」


今藤「農薬はどのくらい入れる?」


芳賀「入れねぇって言ってんだろ!殺そうとすんな!」


今藤「ん。じゃ、気が向いたら持ってくる。」


芳賀「…絶対、持ってこいよ。」


三上「…もう、啓介、大人気ないよ。」


芳賀「しょうがねぇじゃんか。あんな店員に接客されたら誰だってキレるだろ!」


三上「ちょっと不愛想なだけじゃん。」


芳賀「もう不愛想でも何でもねぇよ、あんなの!何かもう…係長みたいだったぞ!」


三上「どこの?」


芳賀「…分かんないけど…。」


三上「でも、やっと来れたなぁ。」


芳賀「…何でこの店そんなに来たかったの?」


三上「え!覚えてないの!?」


芳賀「うん。」


三上「ウチ、小さい時に両親を亡くしてるから外食なんてできる余裕なかったし、隣に住んでる啓介と遊ぶくらいしかなかったの。で、砂場で遊んでる時に「大きくなったらピカピカのレストランでお腹いっぱいになるまで食べさせてあげる!」って言ってくれたじゃん。ウチはそれがすごい嬉しかったのに…覚えてないの?」


芳賀「…覚えてない。砂場でしょ?だったら、親父と酒飲んだ後だから…」


三上「何してんの、小学生が!?」


芳賀「あ、じゃあ今日は俺のおごりか。」


三上「ううん。一緒に来れたから約束はそれだけでいいよ。」


芳賀「いいって、おごるよ。約束忘れてたお詫びだ。」


三上「ありがとう。」


今藤「ドラマ終わった?」


芳賀「ドラマじゃねぇっつってんだよ!」


今藤「第6話。」


芳賀「何で1番面白くなさそうな時期を言うんだよ!」


今藤「注文したもの持ってきたぞ。拝め。」


芳賀「神社かお前は!」


今藤「はい、あんたミートソースパスタね。」


三上「はい。」


今藤「んで、ハリウッド。」


芳賀「映画じゃねぇか!ドラマも映画もやってねぇからな!」


今藤「蒸しまくりエスカルゴ3点盛だ。拝め。」


芳賀「全然違うもの出てきたよ!」





























タフォーーー!!!