見栄っ張り | 夢から醒めた夢

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見栄を張って後悔したこと教えて? ブログネタ:見栄を張って後悔したこと教えて? 参加中
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さぁ、ひまわりの事ばかりを考える。夢から醒めた夢でございます。



見栄を張る奴いますよね。


面倒くさいですよね。





「なぁ、ゆかい。なぁ、ダイヤモンド☆ユカイ。」


「どうした?」


「彼女がさ…、「別れよう」って言ってきたんだよ…。」


「マジで?」


「マジだよ。付き合って5年だぞ?何で今更…。」


「そっか…。長いな。」


「長いよ…。何で「別れる」とか言うんだよ…。」


「彼女にも色々理由があるんじゃない?」


「それどんな理由?ねぇ、どんな理由?」


「落ち着けって。」


「落ち着けねぇだろ!」


「そんな感情的になるなって。」


「…お前に聞いてもわかんないよな…。」


「そんな事ないよ。俺にだってわかるよ、お前の気持ち。」


「絶対わかんないよ。だってお前彼女いた事無いじゃん。」


「…ありますけど!?」


「うわっ!どうした、急に!?」


「彼女とかいますけど!?メッチャいますけど!?」


「え、俺何か悪い事言った!?」


「「彼女いた事無い」って言ったろ!彼女くらいいるわ!」


「だって今まで彼女の事話してくれた事1回も無いじゃん。彼女いたら普通話してくれるでしょ。」


「…うるさい…。」


「「うるさい」って何だ!」


「言っておくが俺は彼女がいる!」


「絶対嘘だよ。お前には彼女はできねぇよ。」


「もう既にいるんだって。」


「もういいって!何その見栄!バレバレだからもういいって!」


「俺は彼女がいる…。」


「もういい、黙れよ。」


「今彼女60人いる。」


「それも問題あるだろ!」


「そのうちの1人はペルーの王女様だ。」


「はい、ストップ!お前、言ってて恥ずかしくならないの?」


「何が?」


「お前、絶対嘘じゃん!何でそんな嘘つくの!?」


「嘘じゃねぇよ。何だお前。」


「何なんだお前は。」


「いや、嘘って言うか…、まぁ60人は言い過ぎたかな。56人とかかな。」


「そういう事じゃなくて。え、何お前?」


「何が?」


「絶対彼女いないじゃん。わかってるから!」


「「いる」って言ってるんだからいるんだよ。お前に何が分かるの?」


「じゃあ、携帯見せろよ。」


「携帯?」


「付き合ってるならアドレスとか入ってるだろ。56個。見せろよ。」


「いや、今はお前が彼女と別れるってい…」


「いいよ、もう、別れるから。携帯見せろよ。」


「別れちゃダメだって。そっちの話から解決しないと。」


「いいから、携帯見せろって。」


「何でだよ…。そんな事までしなくてもいいじゃん。」


「何で見せないの?アドレス無いから!?」


「あるって!…あ、でも俺の携帯、今朝もずくに絡まって大変な事になってたから持って来てないんだった。」


「さっき使ってたろ。」


「…。」


「見せろ。」


「彼女はいる…。」


「まだ言ってんのかよ…。死にやがれ。」


「お前が死にやがれ!」


「いや、お前が死にやがれ!」


「うぅ…。じゃ、言うけど…。56人じゃなくて54人…。」


「まだ見栄張るの!?」




…こういう奴は嫌われますね!




タフォーーー!!!