キャバクラで働きながらオンラインで勉強し、27歳で高卒認定試験を受け、4年制の美術の専門学校に入学し、燃え尽きてその学校を辞めてから、もう丸10年が経った。


その後Twitterを始め、アメブロからすっかり足が遠のいていた。


最近ふと思い立ち、過去の自分のブログを読み返してみた。


稚拙で赤面する部分も多いとはいえ、あの頃から人間は変わってねえんだなあ、としみじみ感じる。


後で自分の文章を読み返すと「はっ」とすることがあるが、様々なことを感じ出てきた言葉を後になって読むと、不思議と新鮮な驚きすら感じる。

時間を経て、あの思いは自分の中で消化され、エモーショナルな部分だけが残っているが、それを改めて文章で読むと、当時の事が鮮明に思い出される。


自分のブログをあとで読むのもなかなか面白いものだ。


今書いているこの文章も、10年後に読んだらどんなだろうか。




前置きが長くなったが、アメブロから離れていた10年間のことを日記的に書いてみようと思う。


あれからも色々な事があった。

いい事も悪いことも色々な事が。


鮮明なうちに書き残しておきたい。


結末から先に書くと、今は伴侶とテトによく似た茶トラのもんじろうと共に、タイのバンコクでとても穏やかに、幸せに暮らしている。


だからこそ、またブログを書こうという気持ちにもなれたのかもしれない。


このブログを書き始めた頃は20代中頃だったが、私も来年の3月で40歳になる。


人生もそろそろ半分くらいに差し掛かったころだろうか。


もうさすがに大きな波乱はないだろう、なんとなくそんな風に思っても、最後の最後まで人生とはわからないものである。


どうしてこんなにドラマがあるのか。

もう十分なのに。

いくらそう思おうと天は容赦ないのである。


と書くと、物凄く大変な、不幸な10年だったのかと思われそうだが、基本的にはなかなか面白い10年間であったと思う。


誰に読まれてもいい。

誰にも読まれなくてもいい。


ただ淡々と書いていこうと思う。





終わり。