雨の日が兼ね合いに出される程憂鬱になりがちな月曜日の一限目と二限目に行われる銅板画の授業。

しかも今週は重ねて天気もすぐれなかった。

にも関わらず私たちの気分は軽やかだった。

大好きな小林先生の授業だからだ。


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銅板画というものは真に時間の掛かるもので、先月頭から毎週3時間作業を進めても未だに誰一人として印刷に至っていない。


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まず銅板にニスを塗り、乾いたところへチョークで下絵を転写し、下から熱で炙って炭酸カルシウムを定着させる。

ニスの上から銅板まで届くように針で掻いて線を作り、酸に50分程つけてニスが剥がれた部分を腐食させる。

50分で酸から一旦あげ、水洗いし、溝の腐食がこれ以上進むのを防ぐ為、銅板全体を醤油で洗い、中和する。


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醤油を洗い流した後、ドライヤーで表面を完全に乾かし、灯油でニスを全て落とす。

続いてガソリンで油分を完全に取り除き、印刷した際に白くなる部分にだけニスを塗る。

ニスが乾いたら松脂の粉を振りかけ、下から炙って定着させる。

松脂の粉の乗っている部分は腐食されず、乗っていない部分が腐食されると印刷した際にトーンのようになるのだ。

黒い部分の色の濃さによって腐食時間を1分、2分、3分と変えながら先程の工程を繰り返す。


ニスは乾くまでに30分程かかり、はみ出すと残念なことになるので慎重に塗って行かなければならない。

一つの作品を完成させるのに、凝った下絵だと100時間以上掛かることもあるそうだ。



続く。


(修正 14th Sep 2020)