その年の秋
私がカシューナッツやウォルナッツの新しい味を味わっていた頃
あなたは近所の犬の骨を食べることを覚えていた
しめった大地から逃亡しようとしながら
戦地となったジャングルではヘリからのりゅう散弾で葉はちぎれ
焼けただれた
郊外のプールで私が息を止める練習をしているとき
あなたも同じように息を止めていた
家族が埃になってあなたの目に入ったとき
自分の目で確かめるということは
こんな意味じゃなかったはずだと思った
あなたの肌が戦火に焼かれているとき
私は冬でも暖かいデパートの中にいた
地雷を踏んであなたが足を失ったとき
世界の反対側では
私はバスケットの試合で足をくじいた
自動操縦の武器から吐き出されるアメリカの神の言葉
そしてあなたが見たものは 外国の言葉で宴に招く羊の舌
わたしが幼稚園の壁にクレヨンで絵を描いているとき
あなたは十字架にかけられ コルダイト爆弾の匂いをかいだ
あなたの肌が戦火に焼かれているとき
わたしは冬でも暖かいデパートの中にいた
マーティン・チャリス
終わり。

