翌朝…


私は、妻が宿泊してるホテルに車を走らせていた。


ホテルに着くと元妻に電話…


私…『おはよう。起きてるか?』


元妻…『うん。どうしたの?』


私…『今、ホテルに着いたから、話がしたい。』


元妻…『解った。今、下りてくるから待ってて』


私…『解った。』


電話を切ると私は、ホテルのロビーに向かった。


ホテルのエレベーターから下り、赤い小さな花柄のワンピースを着た元妻は私の見つけると笑顔で手を振りながら私の所へ…


元妻…『部屋行く?』


私…『うん。』


エレベーターに乗り、元妻の部屋に入ると海が見える窓際の椅子に腰掛け、妻はベッドの上に腰掛けた。


元妻…『話しって?』


私…『あれから、Kと話したよ。お前の気持ち、Kの気持ちは解った。けど、やはり、理解出来ないから、ゆっくり話ししに来た。』


元妻…『うん。』


私…『俺、必要?』


元妻…『必要だよ。私達家族にはね。』


私…『そっか…、子供達は元気か?』


元妻…『うん。みんな、大きいくなったし、パパは何処に行ったのか聞いてくるのよ。』


私…『そっか…、子供達の画像あるか?』


元妻…『あるよ。見る?』


私…『うん。』


私…『お~大きくなってるし、元気そうだね。』


私は、この子供達の画像を見てると不思議と父親としての感情が思い出して来て、涙が…


私…『会いたいな…、絵本読んで一緒に寝たいな。』


元妻…『一緒に寝たら?きっと、帰りを待ってるよ。』


私は、子供達の存在に気付かされ、家族の元へ戻る事にしました。


元妻と抱きしめ合い、久しぶりに元妻の唇が私の唇に触れ、ホテルのチェックアウトまで愛し合った。