街中を歩いていると様々な人がいる。大勢ではしゃいでいる若者、楽しそうに歩いているカップル、中には悲壮感を漂わせながら一人で歩いている人もいる。そんな色々な人がいる中でどのような人が自分の感情を揺さぶるかと言うとやはり楽しそうにしている人である。それは自分との距離が遠いからだろう、僕は普段1人で寂しく街を彷徨っているからそちらの方に目が行くのは当然だ。最近街に人が増えている。人が増えていると楽しそうにしている人を見かける数も必然的に増える。中でもバイト終わりに繫華街を通っている際酒に酔い仲間達と歩いていたり音楽に乗り踊っている人が特に楽しそうに見える。楽しそう、楽しそう、と思いながら帰路を歩く。次第にあの人たちは楽しそうでいいな、自分もあの人達のように遊ぶ人がいっぱいいてワイワイ楽しめればいいのにな、、とその場では思う。けれども、家に帰ってご飯を食べて考えていると自分はあの場にいたとして楽しいのか?楽しめるのか?あんなうるさい音楽が鳴らされた場所は嫌いだし、そもそも自分は体力がない方だしあんな夜に遊んでもただ疲れて楽しめないのでは?あれあれ、あの人達のやってることを自分が経験してみてもそんなに楽しくないのでは?他人が楽しそうにしてるところを見て錯覚してしまっているのだろう。楽しそうと楽しいは全く別物である。あのひとが楽しそうなのはどうでもいい。大事なのは自分自身だ。自分自身の楽しいは自分自身の中にしか存在しない。