私の友達のジュンの奥さんは、凄い美人です。
高いブランド物じゃないんだけど、お洒落が上手!
シックな装いは、ここらの田舎の人では真似できません。
「決まってるなあ」
私は、いつも感心しています。
ファッションモデル並みの美的センスではないかしら?
私の従兄弟は、美容師をしてるのですが。
ジュンと奥さんのセンスには、吃驚していました。
「浮いている・・・・・・」
田舎街では、彼らは浮き上がってしまうのでしょう。
アキラも、ジュンの奥さんのファッションセンスは認めています。
例えば、ある日にジュンの家にアキラと二人で遊びに訪ねた時の事です。
いつもの様に、ジュンの奥さんのファッションセンスはすばらしい。
さりげない室内着ですが・・・・・・決まっています。
アキラも、感心していました。
「なんか差を感じるわあ・・・・・・私なんか、ケンケンのトレーナーなのに・・・・」
ケンケン・・・・・御存知ですか?
知らない人は、こちらを御覧下さい。
昔に流行したアニメのキャラクターです。
独特の雰囲気のキャラクターです。
アキラと、ジュンの奥さんを見比べると・・・・・・・凄いギャップです。
アキラが着てるのは・・・・・・子供でも着ないようなアニメのトレーナー。
ジュンの奥さんは・・・・・・セレブな奥様そのものです。
アキラが凄い差を感じるのも、無理はありません。
しかし、私が考えていたのは、全く別の事でした。
「面白いなあ・・・・」
アキラと、ジュンの奥さんを見比べながら、そう思っていたのです。
私が考えていたのは・・・・・・例えば、こう云う事です。
アキラはジュンの奥さんの様な服装を楽に着こなすでしょう。
メンズの服でも、女性らしく着こなすのです。
シックな服装は、アキラの様に短髪でボーイッシュな女性には良く似合うはず・・・・
と私には、思えたのです。
アキラは、決してスタイルは悪くありません。
小顔だし、お尻も小さいし、痩せてるので、シックな服ほど似合うはず・・・・・
しかし、逆にジュンの奥さんには、ケンケンのトレーナーを着こなす事は出来ません。
どこかに違和感が残ります。
「面白いなあ・・・・」
アキラには、云わなかったけれど・・・・・・
「アキラの方が、ジュンの奥さんより面白いな」
と私は思ったのです。
シックな服も、ケンケンのトレーナーも違和感無く着こなす人間的センス。
しかも、自分では其の事に、全く気が付いていません。
「アキラは面白い!」
私は、ひそかに喜んだのでした。