コジャック警部補  その9 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

僕は、次の週に、コジャックさんの居酒屋を訪ねた。

「こんばんわ~」

「いらっしゃい! おや、hiro君か。」

「うん。いつもと同じで、お酒と焼き鳥5本御願いします。」

今日は、お客さんが1人居るので、僕も例の話はしなかった。

いつもは、話しながら飲むのだけど、お客さんも黙って飲んでいるし、静かだった。

「マスター。お勘定」

お客さんも帰って、二人きりになると、コジャックさんが切り出した。

「hiro君。この間の話・・・・・・・考えてくれた?」

「うん。考えた」

「聞かせて欲しい」

「マスター。僕は大学を卒業したら、メーカーに勤めたい」

「・・・・・・・・・」

「そして、沢山の機械を設計して、いつか独立して機械設計事務所を開きたい」

「5,6人の精鋭部隊で、ガンガン最先端の仕事をこなす様な、そんな機械設計事務所を造りたい」

「そして、いつか特許をとって、自分達のオリジナル製品を世の中に問いたい」

「それが、ささやかだけれど。僕が、本当にやりたい事なんだ」

「今は夢だけど、実現可能な事だと思ってる」

「何と無くだけど。できるような気がするんだ」

「その為には、僕の先輩のようになる訳にはいかない」

「これが、僕の答え」

「・・・・・・・・そうか、頑張れよ。オリジナル製品造ったら、俺の店に来て報告しろ」

「まかせてよ!」