父のこと 1 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

私とアキ君が、順調に仲良くなっている時期に、もう一つの出来事が起こりました。

それは、全く順調では無い出来事で、私の父が病気を患い帰郷したのです。



私の父は、本当に自分勝手で、奔放で、世話を焼かせる人でした。

そして、父と私は良く似ていたのです。


父の気持ちを、誰も判らない時でも、私には父の気持ちが判るような気がする時が、よくありました。

父も、私を可愛がってくれました。



一家の大黒柱が病気に倒れる。

想像するのと、実際は大違い。堪ったものでは有りません。



父は、何度も数ヶ月の入院を繰り返したのです。

あんまり、酷い話を繰り返すのも嫌なので、一つだけ話そうと思います。


父は肺の病気で、酸素ボンベを携帯していました。

ある夜に、急に苦しみ出しました。


また、入院の可能性が有りました。

前回は保険が一日に一万円入って、入院費用を賄いました。

しかし、6ヶ月経たないと次回入院した時は保険金が出ません。


なんと、この時は6ヶ月に2,3日足りなかったのです。

「hiro、どうしよう?お父さんが、こんなに苦しんでいる」

母が、聞きます。入院費用の当ては、母にも私にも有りません。

前回の入院は、6ヶ月にもなりました。


私は本当に困りました。前回は保険が一日に一万円入って来たけれど。

全部が入院費用に消えてしまったのです。

私が、当時手取りで20万円。母も働いていましたが、約10万円。

家のローンもあったし。(増築ローン)

父は 「大丈夫だ。大丈夫だ」と繰り返すけれど・・・・

私は少し考えてから、母に云いました。


「病院に連れて行こう。入院の用意をしよう」


母も、決意したようでした。

ここで、大事が有ったら取り返しが付きません。

迷う処では無いと、決断したのです。



しかし、後で保険の説明書を良く読むと6ヶ月ではなく180日。

父の入院は9月でしたので、3、5、7、8月と31日がある月が重なってくれて・・・

なんと、父はギリギリで保険金が出たのです。


私は、ドッと疲れを感じたのを憶えています。

なんで、こんな事で人間性を試されるのか?

私は本当に不愉快でした。



こんな事が、その後も何回も起こるのです。

父が死んだ後も、何回も、何回も起こるのです。

もちろん、起業した後も。


私は、皆さんに聞いてみたいのだけれど。

こんな事が、一生に何回も、何回も繰り返されるのが普通なのでしょうか?

とても、普通だとは思えない。。。。。。。いいえ、そう思いたく無いのです。