アキ君のこと 5 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

「笑っちゃう!」

「いい気味!」


ケラケラと笑う彼を見て1時間後の彼の事を想像しなかった人は、その場に居なかったでしょう。



私と長期出張になる予定の3人で、食堂でミーティングをしていた時の事でした。

アキ君がやって来て 「何の話?」 と聞いて来たのです。

私が 「この3人で技術習得の為に、B社に数ヶ月の長期出張に行って来る」 と説明したのです。

ケラケラと笑う彼も、この数ヶ月の長期出張のメンバーでした。

知らされて無いのは彼だけでした。部署が違いますから。

私は1時間後を楽しみにしてました。



1時間後に、予想どうりにガックリと肩を落とした彼に会ったのでした。

「どうしたの?アキ君?」

私が聞くと、

「肩が、がっくりと落ちてない?とても、ショック」

と云います。B社に数ヶ月の長期出張に行く命令を受けたのでしょう。



さっきと随分と態度が違わない?と思ったけれど。

自分達には酷い事を言ったくせに!と思ったけれど。

惚れた弱みでしょう。言えません。



でも 「これで数ヶ月は彼女と会えないな。ざまあ見ろ!」 とか

「B社に行っている内に、モノにしてやろう!」 とか思ってましたけれど。



アキ君は他の人と2人で行く予定になっていました。

先にアキ君達がB社に出張して、1ヶ月後に私達が出張する予定でした。

これは、会社にしてみれば大きな転換期を迎えた事になります。

しかし、私は彼と数ヶ月の長期出張というのが嬉しくて嬉しくて



そして、なんと私とアキ君は同じ部屋で暮らす事になったのです。