BL小説(東京編 Ⅱ) 23 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

「祐。ここにお座り」

綾川さんは、そう言うとベッドに座って、隣をポンポンしました。

「う・ん・・」

祐はため息をつくと、ゆっくりと隣に座りました。

「綾川さん。本気?」

綾川さんは、ニコッと笑うと

「そうだよ。どうして?」

「だって、奥さんに悪くない?」

「いいんだよ。これはオシオキなんだから」

「また・・そういうこと・・・要するに、罪悪感は無いのね?」

「在るわけないじゃん。もう、頭に来てるのが先だよ!」

そうでした。綾川さんは、意外にも直情型なのでした。後の事は、考えない時があるのです。

「僕は、ムサシに罪悪感をかんじるけど?」

「馬鹿だね祐は・・・ムサシは、こうなる事なんか、とっくに知ってるよ」

「・・・そうなのかな?」

「僕と祐が、何時までも燻ぶらないように、考えたのさ・・・」

祐は、少しうつむいて考えていましたが、顔を上げると、

「僕、お風呂に入ってないよ?」

「コロンはね。体臭と溶け合って、本当の匂いがするのさ。。。好い匂いだよ祐」

綾川さんは、そう言って、ゆっくりと祐に唇を重ねました。