BL小説(東京編 Ⅱ) 8 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

「僕の恋人はムサシという男なんだ」

祐がいうと、菅原は大きく呼吸をしてうつ伏せになり、顔を枕に押し当てたまま暫く黙っておりました。

祐も不安なまま、黙っておりました。

しかし、菅原はいきなり顔をガバッと上げると

「よし、整理がついた!」

菅原はそういうと祐の方を向いて

「あのさ?祐はゲイって奴なの?」

いきなり、虚を突かれて戸惑う祐。(男が恋人と言ってるのに。。。。)

「ホントの事いうと、自分でも判らないんだ。でもムサシを好きになってしまった。。。」

「綾川さんも好きになってしまったよね?」

「そう。。。」

「綾川さんみたいな中性的な人は、普通の人でも戸惑うと思うから祐がゲイとは限らないと思うよ?」

「そうなのかな?」

「それから、祐は女性が好きになった事ある?」

「ある。と思う」

「祐は女性と接触する前に、男供に取り巻かれてしまうからなあ。それに祐より綺麗な女性は滅多にい

ないからピンとこないんだろう」

「。。。。。」

「だから、まだ祐がゲイとは限らないと思うよ?」

「菅原は何が言いたいの?」

「俺は祐がゲイだとは思えないんだ」

「エッ?」

「祐は回りから、”お前はゲイだ。お前はゲイだ ”と呪文を掛けられているところは無い?」

「いつも、いつもゲイと言われてりゃおかしくもなるよなあ」

「。。。。。(す・が・わ・ら・あ)」

祐の眼からドッと涙が出てまいりました。そして菅原に抱きつくと声を放って泣いたので御座います。

「うわぁああ。うがああーーー」

「そうなんだ。そうなんだ。俺はなにも言ってないのに、いつも勝手に決められるんだ」

「なにも。俺は、なにも言ってないのに。みんな。みんなそんな眼で見る。。。。まるで俺が男を好きだと

謂わんばかりで見る」

「ち・く・し・ょ・うーーーー」