BL小説(東京編) 27 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

(今回は祐の目線で書きます)

「ガガァー。ゴォン。ゴォン。グォォーン」

「祐(ひろ)。しっかり摑まってろよ。このストレートは思いっ切り加速するからな」

「キャーーー。ムサシ。殺してーーー」

「ヨッシャーー。コ・ロ・シ・タ・ルーー」

「ゴォゴォゴォーーーン」


今日はムサシのナナハンのバイクで、スカイラインにツーリングに来ているんだ。

やっぱりナナハンの加速力は凄い。ムサシの体に思いっ切り抱き着いてしまう。

背中と胸が密着する。ムサシの暖かい体温も心臓の鼓動も、僕に生生しく伝わって来る。

堪らなくなって、ムサシに手を伸ばしてそっと触れてみた。ハッキリと判る。硬い感触。

でも、もっと触れたい衝動は我慢しなければならなかった。

僕のも大変なんだよ。判ってる?

ムサシ。だからさ。二人が付き合う前にバイクでツーリングは無理だったんだよ。

僕はどんな顔して乗ればいいの?いまフル勃起だよ?

君は何回か誘ってくれたよね?付き合う前に。

僕は吃驚したよ。だって、バイクの後ろの席って彼女の指定席じゃないの?

大学の頃はよく友達が乗せてくれたけど。大学構内で加速して遊ぶときか、バイトで遠出をしなくちゃ

ならないときくらいしか乗らなかったよ。

しかもさ、僕の友達がズラッとバイク好きなの知ってるでしょう?

原田(H君)も、岩本( I 君)もバイク好きなんだよ?

あの人達の前でムサシに抱き着けだって?

”馬鹿を、お言いじゃないよ! どんな顔して乗れっていうの?”

原田君は僕に告白してるし、岩本君だって妖しいけど。

彼らだってツーリングに誘わなかったんだよ?

そりゃそうだよ。僕だって判るよ。

僕みたいな男に抱き着かれてしまったら。。。。会社の人に見られたら。


”会社に居られないよ?”