BL小説(東京編) 5 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

(今回もムサシ目線で書きます。祐はムサシの部屋にいます)

「風呂にお湯を出して来たから。そこのベッドにでも座っていろよ。さっきのドーベルマンは犬

の散歩か?あれでも」

「最初は吃驚したよーー。凄い散歩だよ」

「なんか散歩の度に、誰かが餌食になってそうだよな」

「そうそう。ドーベルマンは家の残飯なんか食わない感じがするよね」

「祐(ひろ)は犬を飼ってた事があるのか?」

「うん。家の残飯を御飯にしてた。でもドーベルマンは大きな肉の塊にムシャブリついていそうだね」

そう言って嬉しそうに祐は笑った。



「祐。御飯を食べていた時の話に戻ってもいいか?」

「いいけど。。。。なに?」

「お前さ。初めてこんな話をするっていってたよな?」

「そうだね。。。。初めてだね」

「あの時泣いてたの知ってる?」

「何と無く判った」

「今まで、よっぽど我慢してたんじゃないのか?」

「誰もこんな話を聞きたがらないし。。。それに、僕の気持ちなんて判んないだろうし」

「祐の気持ちは判らないと思うけど。それは責められないよ。男に狙われるのが日常の生活なん

て。。。祐はそれが非日常的だって判ってる?」

「。。。。」

「だからさ。今度からは嫌なことが有ったら聞いてやるよ。俺に言えば少しは祐の心のバランス

も保てると思うんだ」

「いいの?」

「いいよ。なんとなく祐の事は心配だし、危ない事がある前になんとかできるかも知れないし」

「危ない事って?」

「祐の気持ちは判らないと思うけど。。。。でも祐も人の気持ちが判っていない」

「他の人の気持ちが判っていない?」

「そう。でも俺は判るよ。他の人の気持ちが」

「どういうこと。。。。」


「ねえ祐。ちょっと裸になってくれないかな」

「エッ。ムサシ。。。。まさか、君もなの?」