BL小説(東京編) 3 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

(今回もムサシ目線で書きます。前回の「おくに」という店の続きです。)

ムサシ「祐(ひろ)はオカマと言われる事が多いのか?」

「ムサシみたいに言ってくれた人は少ないなあ。他の人はみんなオカマと思ってるんじゃないの?」

「。。。。。それも酷いな」

「会社の内定者説明会の時が一番酷かったんだよね。。。サーーと視線が集まって。そこで一発でオカマ

確定。白っぽいスーツを着ていったのが不味かったかもしれないけど。。。。だから入社してからしばらく

は同期の人は話かけて来なかったし。。。」

「。。。。。(酷いなホントに)」

「どうやって皆に溶け込んだんだ?」

「俺はスポーツが好きなんだよね。スポーツで勝てばオカマとは言いにくいだろう?」

なるほどー。前向きな奴だ。でも祐はちょっと気になる事を言っていた。

「祐。さっきは俺に ”男に狙われなかった?” なんて聞いたよな?」

「ウン。だけどムサシは狙われても怖くないだろうなあ。僕は怖いや」

イヤイヤ問題は其処じゃなくて。。。オイ指折り数えるなよ。。。

そんなに何回もあるのかよ。。。。。。駄目だコリャ。

そこで俺はハッとした。


判った。。。祐は非日常が常態化してるのに気が付いてないんだ。。。。不味いな。


「一年前には磁気ヘッド開発課の課長が一日中見つめてきて。。。」

「なんだって!どうしたんだ?」

「次の日課長は会社を辞めてたから。。。。僕は助かったけど」

祐はぺロッと舌を出して笑った。

「何だよソレ」

絶句だよ。参ったなこれは。ちょっと状態が酷すぎるぞ。。。助かったじゃねーだろオイ。

課長が会社を辞めたんだぞ!

俺は考え込んでしまった。これは酷い。。。。周りで起こる事件に祐は着いて行けないんだ。。。

考える事がピントを外している。心が半分パニックを起こしているんだ。。。

祐「。。。。。」

ふと気が付くと祐が俺を見つめている。可愛いなホントに。変な気になるのも判るよなあ。

「どうした。祐?」

「僕。こんな事を人に話したの初めてなんだ。。。」

祐はそう言うとポロポロと涙を零し始めた。。。。。なんてこった。今日は驚かされてばっかりだ。

ホントに参った。。。。俺は如何したものかと頭を抱えていたら。

「あっ。今日は銭湯に行かなきゃ。早くしないと閉まっちゃう」


なんだって~。こんな男が銭湯で裸を晒しているのか?


「でも行きたく無いんだよね~~」

「そりゃ。そうだろうな。」

「うん。この前は帰り道をつけられたから路地に逃げ込んだんだ」


「なんだって~~!」━━━(゚∀゚)━━━!!!


もう限界だ。これ以上は耐えられない。


祐は俺が守る事に決めた。