エノキダと仲良くなってから、色々と気がついたことがあります。
行動パターンが女の子と同じ?
あのころは朝から晩までいっしょにいたのです。
朝食の時に新聞を手に取るのですが、チラシだけ見てニュース面は見ません。
どこの何が安いとか、どこで何それを売ってるとか。
お出かけ先は大体はエノキダが決めます。
ここに行ってみよう。と彼が決めて二人でデパート廻り。
洋服売り場とか、小物屋さんとか。
不思議だったー 「なんでこんな所に興味があるんやろ?」 と本気で思ってました。
だって、それまで不良の友達や丸坊主の男達とばっかり遊んでたんですよ。
エノキダにはそういう意識はまったくありません。
「これも社会勉強や。どれどれ。次は何や?」 興味シンシンでついて行く僕にも問題ありですが。
まるで女の子とデートしているような錯覚に陥ります。
いや、実はもう錯覚じゃないんですよね。
エノキダは、僕の中では女の子だったんだと思います。
僕はフワフワの坊主頭だったし。。。
エノキダがカワイイと言うのは、下宿の中ではすでに暗黙の了解になっていて。。。
姫っぷりを発揮してました。
僕といつもいっしょにいるのもクスクスと笑って見てましたネ。
私は下僕というところでしょうか?
M君が言います。
”エノキダカワイイよなー。いっしょにいると変な気にならない?”
僕はジロッと睨みます。
そう、とっくの昔になっていたのです。