娘は、私を呼ぶときに

 

【ねぇねぇ】や【ねぇんねえーー】っと力強く言う

 

私や主人、息子が何かを聞いてほしいときによく“ねぇ”というからだ。

 

これは懐かしい

 

真似をしながら

順応しようとしている

 

息子の時と同じだ

 

 

 

台所で料理をしているとき

娘が何かをうったえるために“ねぇーねぇー”と

 

【ねぇ】をたくさん連ねてやってきた

 

まだ、はっきり言葉がいえないので

そのあとに続く言葉はないに等しい

 

呼びかけに応じたくても

包丁を使っていたり、手が泡だらけだったりで返事をするだけの私

 

そうすると

娘は、私のズボンを引っ張って

その場から遠ざけようとする

 

いつおぼえたのか

 

それでもびくともしなければ

台所と私の間に入り込んでお尻で私を押すのだ

 

これもいつどこでおぼえたのか

 

 

 

息子の時はどうだったかな

あんまりこういう仕草をされた覚えがない

 

はて?

どうだったんだろうか

 

思い出せないのが残念である