思い出してみたら | かんしゃ

思い出してみたら

従姉妹は4つ上。
うちから3時間近く離れた所に住んでいた。
だから、祖父母にとっては、めったに会えない可愛い孫。

祖父は年中の時に亡くなった。
はっきりとした記憶はないのが現実。
母に聞くのは、祖母は娘が可愛くて、祖父が旅行で母にお土産を買ってくると、〇〇(娘)には?と聞いたりしていたらしい。
祖父は、口下手だけど凄く可愛がってくれていたそう。

祖父が亡くなってからは、祖母は娘との連絡が更に密になり、祖母と同居していた伯父と伯母は仲良く、父は避け物だった。
今でこそ伯母とは仲良いが、学生時代に伯母と話した事はそんなになかった。
祖母は優しかった。
けど、従姉妹の方が可愛かったんだよね。

よく考えてみたら、
ピアノを買ってあげる。
サックスを買ってあげる。
車を買ってあげる。
旅行に連れていく。

私、どれもないや。
ピアノの話を母方祖母に母が話したら、可哀想にと母方祖母が買ってくれた。
車はさすがに自分で買ったけど、免許を取りに行く時は、これで取りに行きなさいってポンと出してくれた。
母方祖母は、何度も旅行に行く時は私を連れてってくれた。

なんか、字におこしてみたら、きっと、母方祖母は、私が可哀想で仕方なかったんだよね。
母方祖父も亡くなる前まで、大好きだよ~大好きだよ~って言ってくれた。

やっぱり嫁の子だったからなのかな。

きっと、祖父母達も、墓守は伯母達にしてもらいたいんだろなぁ。
伯母んちは、ピンチはあっても普通に過ごせてるもん。

じいちゃんばあちゃん、なんだかごめんね。

誰か、亡き祖父母に伝えてくれないかなぁ。