…一人暮らし
本気でやってみよう
そう思った


この前
親身になって話を聞いてくれた
パーティーピーポー(不動産屋さんです💧)の所へ
今度は一人で行くことに!


扉を開けると
「はなちゃんさん、お待ちしてました!」


…この前より
さらに明るくなった髪色で
パーティーピーポーは出迎えてくれた


実家から近いこと、や
家賃、駅までの距離など…
モロモロ希望を伝えると
「…その条件満たしてるとこは…この一件しかないっすねぇ…」
と間取り図を見せてくれた


少し狭そうだったけど
実家には歩いていけるし
最寄り駅までは歩いて10分ちょっとだし
マンションだし
オートロックだし
家賃も希望の金額だし…


すぐに
パーティーピーポーと
内見に行くことに









…私まだ両親に、一人暮らしの了解得てないんだけど…



そんなことを思っている間に
パーティーピーポーが車に乗って登場
私も車に乗り込み
未来の私の部屋へ


カギを開けてもらい
中に入ると…




静かで無機質な部屋が広がっていた


「…ここで私、暮らすかも知れないんだぁ…」








と思っていると
パーティーピーポーが
ユニットバスやら
クローゼットなどを
手際よく案内してくれた


そして
「この辺にベッド、んでここら辺に冷蔵庫、でここにテレビがいいっすかねぇ」
などと
オススメの配置まで考えてくれる


そんな風に言われると
何だか私の新しい生活が
具体的にイメージ出来るような気がした


そんなこんなで
部屋を後にし
不動産屋に帰ってきて申込み


私は恐る恐るパーティーピーポーに
「…今すぐに…決めないと…申込みしないと…ダメですかねぇ…」
と問うた


そんな私にパーティーピーポーは
「ダメじゃないですけど…はなちゃんさんの希望を割と満たしてる部屋は、あそこ位しかないんで…もし今申込みしないで後日来た時に…同じ条件の部屋は…見つからないと思います」
と言われてしまった…







うーん…
せっかく来たのに
覚悟を決めて
ここまで一人でやって来たのに…
またこの前みたく
進展なしで帰るの!?
このタイミング逃したら…
またしばらく…今のままだよ!?
それでいいの!?



私は
不安そうなパーティーピーポーそっちのけで
しばし
自問自答した