ずいぶん前の話ですが、夏休みの帰省中に、偶然中学高校と同じ学校だった友達にばったり会いました。町内のお祭りにカズと出かけ、そこに彼女も子供と来ていたのでした。余興で私たちの出身中学のブラスバンド部の演奏があり、その観客の輪の中に彼女を見つけた時は、正直声を掛けるかどうか迷いました。20年以上音信不通だったし、なんだか億劫な気もしたのです。
でも意を決して声を掛けてみると、向こうも私のことを思い出してくれて、しばらく近況報告。そしてぽつぽつと思い出話。短い時間だったけど、いいひと時となりました。彼女は中学の時は美術部だったけどピアノ音楽やクラシック音楽が好きで、私もその影響を受けて彼女からテープを借りたり(古っ)、お勧めのFM番組を教えてもらったりしました。その後彼女は高校で吹奏楽部に入り全国大会に出場するまでにクラシック音楽に没頭してゆきましたが、私はせいぜいその教えてもらったFMを聞きながら受験勉強する程度のはまり具合でここまできました。
彼女との出会いがなければ、今こうしてクラシック音楽を聞きに行ったりすることも、聞き流しながら家事をすることもなかったと思うので、わりと私の中では彼女は重要人物の一人のはずだったのですが、そのことを思い出すこともなく今まで来たので、大人になった今、きちんと認識できたのはよかったです。
なによりうれしかったのは、今もクラシック音楽が好きなのはあなたのおかげだとちゃんと伝えられたことで、彼女もうれしそうにしてくれました。子供の頃の友達だから改まって言うのはすこし照れ臭かったけど、後で、言っておけばよかったなぁ。と思うと、後悔しそうで。彼女は地元で、私は東京で。また会えるかもしれないし、もう会えないかもしれない。短い立ち話だったけど、いろいろと思い出してまさにノスタルジーいっぱいの再会となりました。