以下の試合を観戦。
日時:2024年5月18日1600JST kick off
大会名:第38回関東大学女子サッカーリーグ
2部・前期第4節
対戦カード:慶應義塾ソッカー部女子
対立教大学サッカー部女子
会場:慶應義塾下田グラウンド
試合結果:前半2-0
後半1-1
合計3-1
得点者:27分(ソッカー部)野村
(補、岩瀬)
31分(ソッカー部)野村
(補、高松)
52分(ソッカー部)大橋
(補、野村)
シュート数:15本対6本(手元集計)
枠内:9本対2本(手元集計)
アタッキングサード侵入回数:54回対21回
(手元集計)
PA侵入回数:9回対2回(手元集計)
1.得点場面(括弧内は各場面の好プレー)
⑴ソッカー部の1点目
ディフェンシブサード右から米口が
ディフェンシブサード中央の野口にパス
→野口がミドルサード左ハーフスペースの
岡田にパス
→岡田がミドルサード中央の野村にパス
→野村が岩瀬にパス
→岩瀬がPA前中央に走り込んだ野村にパス
→野村のシュート
→ゴール左に決まる
(岩瀬と野村のワンツー)
⑵ソッカー部の2点目
ディフェンシブサード右から竹内が
ディフェンシブサード右ハーフスペースに
運ぶ
→竹内がディフェンシブサード中央の米口
にパス
→米口がミドルサード左ハーフスペースの
高松にパス
→高松がPA前中央の野村にパス
→野村のシュート
→ゴール右に決まる
(野村の好シュート)
⑶ソッカー部の3点目
ミドルサード右ハーフスペースから竹内が
ミドルサード中央の高松にパス
→高松が野口にパス
→野口が野村にパス
→野村が右ポケットの大橋にパス
→大橋がフリーでシュート
→ゴール左に決まる
(野口の好パス
野村の好パス
大橋の右ポケットへの走り込み)
⑷立教大の1点目
PA前右ハーフスペースで土屋がFKを獲得
→大日方のFK
→ゴール左に決まる
(大日方の好キック)
2.出場メンバー(括弧内は学年と前所属)
⑴ソッカー部
12中村美桜(3年、慶應湘南藤沢)
2 竹内あゆみ(2年、日ノ本)
3 岡田恭佳(2年、十文字)
4 米口和花(1年、十文字)
8 岩瀬絢弥(4年、マリ)
→64分7佐藤凜(2年、常盤木)
9 野村亜未(2年、十文字)
10野口初奈(2年、十文字)
11大橋桜子(4年、INAC東京)
→90分+1 24田中紗莉(1年、S日体大U-18)
17高松芽衣(1年、JEFL U-18)
18岩田理子(1年、十文字)
→90分+2 22福島日和(2年、慶應湘南藤沢)
23坂口芹(3年、明成)
⑵立教大
1 桑名杏奈(2年、聖和)
2 河合野乃子(4年、浦女)
4 清水英(2年、十文字)
5 高橋理歩(1年、INAC東京)
8 三浦夕(2年、磐田東)
9 及川瑠月(3年、文京学院)
→54分24高畠七海
(1年、スフィーダユース)
11志波葵(3年、十文字)
14大日方夢奈(2年、ジュヴェスター)
17大屋莉子(3年、大和)
→54分18高橋美祐(1年、十文字)
→71分25蔭下遥香(1年、文京LB)
27大野夏歩(1年、ドゥーエ)
29土屋琳音(2年、暁国)
→87分23清橋名菜(2年、狛江)
3.フォーメーション
⑴ソッカー部
①保持局面:3-3-2-2
大橋 野村
(90分+1田中)
高松 岩瀬
(64分佐藤)
坂口 野口 岩田
(90分+2福島)
岡田 米口 竹内
中村
②非保持局面:4-4-2(先発のみ)
大橋 野村
坂口 高松 野口 岩瀬
岡田 米口 竹内 岩田
中村
⑵立教大
①前半:4-3-3
土屋
及川 大野
大屋 大日方
志波
三浦 河合 清水 高橋理
桑名
②後半:4-2-3-1
土屋
(84分清橋)
大屋 及川 大野
(54分 (54分
高橋美 高畠)
71分
蔭下)
志波 大日方
三浦 河合 清水 高橋理
桑名
4.試合展開等
⑴シュート者(括弧内はキーパス供給者、
◎はゴール、○は枠内シュート)
①前半
7分(ソッカー部)岩田(野口)○
8分(ソッカー部)高松
11分(ソッカー部)野口○
12分(ソッカー部)野村(大橋)
17分(ソッカー部)坂口○
18分(ソッカー部)岡田○
22分(ソッカー部)大橋(野口)
24分(ソッカー部)竹内(野口)
25分(ソッカー部)岩田(竹内)○
27分(ソッカー部)野村(岩瀬)◎
31分(ソッカー部)野村(高松)◎
37分(立教大)土屋(及川)
38分(ソッカー部)坂口(大橋)
39分(立教大)土屋
44分(ソッカー部)坂口(岩田)
②後半
51分(ソッカー部)野村(米口)○
52分(ソッカー部)大橋(野村)◎
57分(立教大)志波(高橋美)
61分(立教大)大野
64分(立教大)大日方◎
74分(立教大)土屋
79分(ソッカー部)野村
⑵シュート数+キーパス供給数上位3傑
①ソッカー部
1)野村 6
2)野口 4
2)大橋 4
②立教大
1)土屋 3
2)及川 1
2)志波 1
2)大日方 1
2)高橋美 1
2)大野 1
⑶キーパス供給元の位置
①ソッカー部
右3 右ハーフスペース2 中央5
左ハーフスペース1 左0
②立教大
右0 右ハーフスペース0 中央1
左ハーフスペース1 左0
⑷得点場面以外の好プレー
①10分(ソッカー部)
・岡田の好守備
②21分(ソッカー部)
・岡田の好守備
③22分(ソッカー部)
・大橋のゴールのわずか左に外れるシュート
④24分(ソッカー部)
・野村の速いネガティブ・トランジション
⑤28分(ソッカー部)
・岩田の好クロス
⑥29分(ソッカー部)
・野村の好パス
⑦32分(ソッカー部)
・野口の速いネガティブ・トランジション
⑧33分(ソッカー部)
・米口の巧みなボールコントロールによる
プレス回避
⑨34分(ソッカー部)
・岩田の好カバーリング
⑩34分(ソッカー部)
・米口のボールキープ
⑪41分(ソッカー部)
・岩田の好パス
⑫44分(ソッカー部)
・岩瀬の好パス
⑬44分(ソッカー部)
・岩田の好パス
⑭45分(ソッカー部)
・岩田の好守備
⑮46分(ソッカー部)
・野口の空中戦勝利
⑯48分(ソッカー部)
・岩田のプレス回避
⑰49分(ソッカー部)
・岩瀬の好パス
⑱49分(ソッカー部)
・岩田の好パス
⑲50分(ソッカー部)
・岩田の好守備
⑳51分(ソッカー部)
・米口の好守備
・野村の好反応
㉑54分(ソッカー部)
・野口の好パス
㉒57分(ソッカー部)
・米口の好ブロック
㉓59分(ソッカー部)
・米口のアタッキングサードに運ぶドリブル
㉔60分(ソッカー部)
・米口の速いネガティブ・トランジション
㉕61分(ソッカー部)
・野口の好プレスバック
㉖69分(立教大)
・大日方のクロスバーを叩くFK
㉗75分(ソッカー部)
・米口の好ブロック
㉘76分(ソッカー部)
・岩田のインターセプト
㉙84分(立教大)
・志波のドリブル
㉚84分(ソッカー部)
・野口の好守備
㉛85分(ソッカー部)
・野村の好パス
㉜85分(ソッカー部)
・岩田の相手のプレッシャーをかわすボール
コントロール
㉝89分(ソッカー部)
・野口の好守備
5.勝敗のポイント
⑴ソッカー部の勝因
①野村が攻守に躍動したこと
②右サイドの攻撃が機能したこと
③GKのビルドアップへの参加により数的優位
を保ち、立教大のハイプレスを剥がしたこと
④速いネガティブ・トランジションにより、
立教大のカウンター攻撃を未然に防いだこと
⑤最終ラインの守備が安定していたこと
⑵ソッカー部の反省材料
①終盤運動量が低下し、立教大に押し込まれ
たこと
6.MIP
①選手名
野村亜未(2年、十文字)
②選出理由
トップでプレー。2ゴール1アシストの活躍。
1点目の場面では岩瀬からのパスをうまくコ
ントロールし、シュートに持ち込み、ゴール
を決めた。2点目の場面では、ミドルシュート
をゴール左隅に決めた。3点目の場面では、
大橋に好パスを出し、ゴールをアシストした。
攻撃の起点となり、ゴールを決めるだけで
なく、好パスでチャンスを作った。守備では
献身的にプレッシャーをかけ、チームに流れ
を与えた。
7.その他の印象に残った選手
⑴ソッカー部
①岩田理子(1年、十文字)
右ワイドでプレー。右サイドの攻撃の中心
となり、好パスや好クロスからチャンスを作 った。また戦術眼の高さから好守備も見せ、
立教大のカウンター攻撃を封じたり、チーム
のピンチを救った。影のMVP。
②野口初奈(2年、十文字)
アンカーでプレー。CKのキッカーを務める。
1ゴールに絡む活躍。3点目の場面では野村に
縦パスを刺し、大橋のゴールに繋げた。
中盤の心臓として攻守にハードワークした。
好パスでチャンスを作るとともに、好守備で
立教大のカウンターを防いだ。小柄ながら、
空中戦に勝利し、チームにセカンドボールを
拾わせることにより、攻撃のリズムを作った。
③中村美桜(3年、慶應湘南藤沢)
ビルドアップに参加することで、3トップ
によりハイプレスをかける立教大に対し数的
優位を確保するとともに、保持局面ではポス
テコグルー監督時代の横浜FMのGKのように
高い位置をとることで最終ラインを押し上げ
立教大を押し込む要因になった。
④米口和花(1年、十文字)
リベロでプレー。安定した守備を見せ、終
盤の立教大の猛攻を跳ね返した。巧みなボー
ルコントロールにより立教大のハイプレスを
かわした。
⑤岩瀬絢哉(4年、マリ)
右IHでプレー。1アシストの活躍。1点目の
場面では野村に好パスを出し、ゴールをアシ
ストした。
パスでチャンスを作り、チームの勝利に貢
献した。
⑵立教大
①大日方夢奈(2年、ジュヴェスター)
右IHとボランチでプレー。右CKのキッカー
を務める。1ゴールの活躍。好キックをゴール
左に決めた。
好キックを見せ、69分にもクロスバーを叩
くFKを蹴った。
②土屋琳音(2年、暁国)
CFでプレー。長身を生かしターゲットに
なり、チーム最多の3本のシュートを放った。