以下の試合をネット視聴。この試合に勝利し
た十文字大が来年の1部昇格を果たした。
日時:2021年12月5日1245JST kick off
大会名:第35回関東大学女子サッカーリーグ
1部2部入れ替え戦
対戦カード:慶應義塾大学ソッカー部女子
対十文字学園女子大学
サッカー部
会場:SFAフットボールセンター
試合結果:前半0-1
後半0-0
合計0-1
得点者:13分(十文字大)石谷(補、寺田)
警告:45分(ソッカー部)及川
?分(十文字大)南里
シュート数:4本対16本(手元集計)
枠内:0本対2本(手元集計)
アタッキングサード侵入回数:17回対71回
(手元集計)*
PA侵入回数:3回対12回(手元集計)*
*;46分〜54分非計上
1.得点場面(括弧内は各場面の好プレー)
アタッキングサード右ハーフスペースから
藤田がミドルサード中央の田中にパス
→田中のトラップを黒澤が拾う
→黒澤が小林にパス
→小林が前方にパス
→ミドルサード左ハーフスペースで福岡の
クリア
→ミドルサード中央で寺田がダイレクトで
左ニアゾーンの石谷にパス
→深澤が梶井に引っ張られ、石谷へマーク
行けず
→中井が石谷をマークに向かうが、
間に合わず
→石谷のシュート
→ゴール右に決まる
(寺田のダイレクトパス
福岡の背後をついた石谷の動き
深澤を引き付けた梶井)
2.出場メンバー(括弧内は学年と前所属)
⑴ソッカー部
1 野田明日香(2年、十文字)
2 深澤菜月(2年、千葉東)
3 福岡愛実(2年、JOY)
4 藤田椰也子(4年、SOCIOS)
5 中井里衣子(4年、作陽)
7 髙月彩香(4年、村田女子)
8 秦野くるみ(3年、藤枝順心)
9 及川莉子(2年、常盤木)
11大橋桜子(1年、INAC東京)
13大井沙羅(1年、文京LB)
15田中里奈(3年、Fusion SC)
⑵十文字大
15横山野ノ香(3年、十文字高)
2 石谷唯華(3年、十文字高)
3 梶井鈴音(3年、マリ)
4 南里杏(2年、帝京長岡)
11黒澤琴音(2年、村田女子)
17水本陽菜(1年、日ノ本)
21寺田妃花(2年、帝京長岡)
28佐藤萌里(1年、湘南学院)
32小林一歩(4年、十文字高)
→87分13オモロジェバ英里香(1年、暁国)
34嶋中美帆(4年、メニーナ)
40川崎涼風(4年、ジュべニール)
3.フォーメーション
⑴ソッカー部:4-4-2
秦野 田中
(83分福岡)
大井 大橋
(69分及川)
及川 髙月
(69分大井
83分秦野)
藤田 中井 福岡 深澤
(83分 (83分 (83分
大井) 深澤) 藤田)
野田
⑵十文字大:4-4-2
小林 石谷
(87分オモロジェバ)
梶井 佐藤萌
寺田 黒澤
川崎 嶋中 水本 南里
横山
4.試合展開等
⑴シュート者(括弧内はキーパス供給者、
◎はゴール、○は枠内シュート)
①前半
2分(十文字大)南里(石谷)
3分(十文字大)小林
12分(ソッカー部)大井(秦野)
13分(十文字大)石谷(寺田)◎
18分(十文字大)石谷(川崎)
21分(十文字大)川崎(小林)
22分(十文字大)石谷
28分(ソッカー部)田中(福岡)
33分(ソッカー部)田中(秦野)
39分(十文字大)小林
41分(十文字大)寺田○
42分(十文字大)梶井
45分(十文字大)嶋中
②後半
53分(十文字大)石谷
53分(ソッカー部)大井
60分(十文字大)石谷(川崎)
68分(十文字大)石谷(横山)
72分(十文字大)小林(南里)
73分(十文字大)小林(寺田)
85分(十文字大)小林(佐藤萌)
88分(十文字大)梶井(寺田)
⑵シュート関与数上位3傑
①ソッカー部
1)中井 2
1)秦野 2
1)大井 2
1)田中 2
②十文字大
1)石谷 10
2)小林 8
3)寺田 6
⑶キーパス供給元の位置
①ソッカー部
右0 右ハーフスペース0 中央1
左ハーフスペース0 左2
②十文字大
右3 右ハーフスペース2 中央2
左ハーフスペース0 左2
⑷得点場面以外の好プレー
①39分(ソッカー部)
・野田の好セーブ
②42分(十文字大)
・クロスバーに当たる梶井のシュート
③51分(十文字大)
・PKを獲得した石谷の突破
④68分(十文字大)
・石谷の切り返しによるBox侵入
⑤85分(十文字大、ソッカー部)
・石谷の突破
・佐藤萌のこぼれへの反応
・中井の好ブロック
⑥90分+1(ソッカー部)
・野田の好セーブ
5.勝敗のポイント
⑴十文字大の勝因
①石谷の動きの切れがあり、再三再四Boxに
侵入したこと
②小林が自由なポジショニングからチャンス
を演出したこと
③セカンドボールを十文字大がしっかり拾っ
ていたこと
④最終ラインが巧みなラインコントロールに
より、ソッカー部のカウンターにうまく対応
していたこと
⑵ソッカー部の好材料
①集中した守備により、最小失点に抑えたこ
と
②ソッカー部の右サイドからチャンスをなか
なか作らせていなかったこと
6.MIP
①選手名
石谷唯華(3年、十文字高)
②選出理由
トップでプレー。1ゴールの活躍。福岡が
上がった背後のスペースをつき、ゴールを決
めた。動きに切れがあり、再三再四突破を見
せ、チーム最多の10本のシュートチャンスに
絡んだ。PKを失敗したものの、PKを奪った
突破は鋭かった。68分にも横山からのロング
パスを受け、切り返しからBoxに侵入し、
シュートを放った。85分には南里からのロン グパスを受け、右ニアゾーンに運びクロスを
送った。
7.敢闘賞
①選手名
野田明日香(2年、十文字高)
②選出理由
再三好プレーを見せ、最小失点に抑え、ま
さに守護神の活躍であった。39分には小林の
至近距離からのシュートをセーブした。90分
+1には佐藤萌のクロスを抑え、シュートに繋
げさせなかった。
8.その他の印象に残った選手
⑴ソッカー部
①中井里衣子(4年、作陽)
左CBでプレー。FKのキッカーを務める。闘
志溢れるプレーで攻守に奮闘した。13分の失 点場面では、フリーの石谷に食い下がり、
シュートブロックを試みたが、及ばなかった。
53分には大井のシュートの起点となるFKを蹴
った。85分にはミドルサードからのFKを嶋中
にクリアされ、ロングパスから石谷にBoxに
運ばれたが、懸命にBoxに戻り、クロスをブ
ロックした。
②田中里奈(3年、Fusion SC)
トップでプレー。なかなかボールが入らず
苦労したが、28分、33分と積極的にシュート
を放った。
⑵十文字大
①小林一歩(4年、十文字高)
トップでプレー。前線に張らず、ミドルサ
ードに下がってゲームを組み立て、チャンス
を作り、8本のシュートチャンスに絡んだ。
②寺田妃花(2年、帝京長岡)
ボランチでプレー。CKのキッカーを務める。
1アシストの活躍。福岡のクリアボールをダ
イレクトに石谷にパスを出し、先制点をアシ
ストした。中盤での運動量が目立ち、セカン
ドボールを何度も拾った。
③嶋中美帆(4年、メニーナ)
左CBでプレー。的確なラインコントロール
と相手の2トップへの落ち着いた対応により、
ソッカー部にチャンスを作らせなかった。