名前だけは、調べて知っていましたが
実際に撮影に成功したのは初めてのチョウです
ステンドグラスのような黒の太い筋模様に囲まれた
薄い藍色が浅葱色と言われる色です。
ねぎの青色が名前の由来とも言われますが
ほんとに薄い薄いブルーです。
新選組が羽織等で使用したのも浅葱色
(☜何回も染めないといけない、藍色の簡易な染め方とも)
後翅は、鮮やかな赤みを帯びている写真もあります。
この子は、えんじのような色です。
オスに見られる模様がないので♀だと思われます。
翅をゆっくり開いたり閉じたりしながら
諏訪山公園の枇杷の花を吸蜜しています。
「二つ折りの恋文が 花の番地を探してる」
「博物誌」にある(ジュール・ルナール)の
「ちょう」という一行詩です。
この詩を知っている人は、
みな思い浮かべるのではないでしょうか
ゆったりとした翅の動きから、
「てふてふ」という呼び名が生まれたのも頷けます
胸のまだら模様がうまく撮影できていないのが残念
撮影中、なんと蚊が一匹、撮影中の指を狙って
飛んでくるので追い払いながらの撮影となりました
(☜わんこのフィラリアのお薬が12月までなのに納得)
さて、アサギマダラのオスは、
オスとして成熟するために
好んで食する植物があります
主な食草は、ヒヨドリソウで、ヒヨドリが鳴く頃に
咲き出すことからついた名前だといわれています。
枇杷の花も好んで吸蜜する植物のようです。
サーチしてみて、びっくりしたのは
枇杷の花の季語です。
何と「初冬」の季語です
枇杷の実から初夏をイメージしていましたが
花は、今頃咲くのですね
目立たないので気づかなかったのかもしれません
「秋は、第二の春である」と言ったのは、
誰でしたっけ
きっと9月に羽化したこの子は
これから南下して暖かいところで越冬するのでしょう。
羽化してから、4・5か月の生涯に
1000km以上も飛翔するそうです。
海に落ちたアサギマダラを見た漁師が
捕まえようとすると
また、立ち上がって飛び立ったのを
見たという記事もありました。
海の上でも休め、気流に乗って
遥かかなたまで旅することが分かってきました
昆虫の生命力には驚かされます
また、昆虫の食草をむやみに刈り取ってしまうのも
考えなくてはいけませんね。
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参考文献
☛ こちら
アサギマダラのブログ
☛ こちら
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北野にある「六甲昆虫館」です
11:30~OPEN なので、入ってみました
蝶の標本がたくさんありました。
プレゼントとして考えてみようかな~
なんて思ったりしました
では、また、今度。