北野・山本地区に現存する異人館の中で
レンガの外壁の建物として唯一の
風見鶏の館・非公開の部屋探検ツアー
に参加しました。
北野天満宮からの眺め
さすがっ、晴れ女パワー
雨天を晴天に近い曇天にしたわっ!
北野天満宮の階段を下りて
すぐ横が風見鶏の館です。
レンガ造りと思いきや
木造建築で、表をレンガで覆っています。
みなさま、3匹の子豚のお話
ぶー・ふー・うーでご存知ですよね。
一番しっかりしたお家がレンガのお家でしたね。
そう、風見鶏の館は、震災にも倒壊せずに
ひび割れで済んだという頑丈さです。
レナニエとは、ライン川のこと。
初めは、そう呼ばれていたんですって!
柱に、水仙の花が彫られていて
アール・ヌーヴォーの新しい動きを感じさせます。
半地下は、キッチンや使用人の部屋でした。
入ってみます。
中国の影響を受けた入り口のドアです。
フロアは、日本人受けするお堂のような形式です。
天井も格子屋根になっていて、日本風です。
窓はワイヤーに重りをつけて
開け放しておくことができます。
食堂です。
ワインクーラーです。
ナビゲーターさんの手の上段に、氷を置いて冷やします。
お城をイメージしたデザインになっています。
ライトの輪も王冠になっている凝りよう。
先ほどの、ワインクーラー
比較的シンプルなデザインの暖炉
明るい客間です。
当時の面影が浮かびます。
廊下を設けず、広くサロンとして使えるようになっています。
ひし形のレース
なんと、ライトはワイヤーで
高さ調節ができるようになっています。
再現のもとになった資料です。
神戸の昔の地図です。
居留地と違って、外国人に土地を貸したり、売ったりできる
雑居地があります。
そのため、異文化の交流ができ、
神戸に新しい文化が興っていったのです。
神戸には、〇〇発祥の地が多いのも分かります。
マラソン発祥の地
ボウリング発祥の地
ゴルフ発祥の地
など、など・・・・・・
トーマス氏の令嬢エルザさんの写真
80歳で神戸に来られて、
再建のための資料を提供されました。
ここは、客室です。
窓からは北野の満開の桜が~
このチェストの右は、炭を入れる暖房仕様になっています。
上二段の引き出しは、 ダミーになっています。
内装修復費用2億円だそうです。
最初から建てたら10億円とも言われています。
雄鶏は、警戒心が強いことから
魔よけ、またキリスト教の布教に努める効果
があると言われています。
暖炉の向こうが子供部屋です。
一番明るい部屋が、子供部屋になっています。
朝食をとる部屋は、別にあったんですね。
コンセントもとってもおしゃれです~
明治時代に作られたガラス
大きく引き伸ばすため、
ややいびつな形になっています。
そのため、うろこのように波打つ影ができます。
ここからがいよいよ探検です。
これが必要です。
本日は、春休みのため、結構な人数でした。
半地下は、使用人の部屋がありますから
エルザさんは、降りたことがなく、
したがって、再現の資料も 存在せず、
このような状態です。
ここは、台所だったのではないかと言われています。
レンガの修復は次の震災に備え、
レンガを一つずつ、ワイヤーでつなぎとめ、
目地は、衝撃を吸収するように
とても柔らかく出来ています。
これを5万個やるという、職人泣かせの修復でした。
この階段を何往復も上り下りして、
食事やお湯などを運んだのです。
わたくしたちも上って、使用人の体験をします。
建物の最上階です。
本体が、木造建築なのが分かります。
震災で少し、ずれましたが、
大事に至らなかった建物です。
はすかいはだめで、重要文化財の
補強の難しさを実感しました。
垂直にして、傾きを常時チェックしています。
さあ、一変して明るい別世界の部屋です。
二重窓 になっています。
夏は、蒸し暑くて、過ごせないとのこと。
この部屋こそが、秘密の部屋です。
主人より上の階にあります。
一説では、 財宝部屋
また一説では、ドイツの秘密結社
ではなかったかと言われています。
実際トーマス氏は、エルザの進学という口実で、
日本を離れ、ドイツに戻ると、大戦を迎えています。
そういった情報が入っていたとも考えられるからです。
ここが、一番わくわくしました。
では、降ります。
トーマスの大事にしていた中国製のセットの書斎です。
龍が彫られています。
天井がアンブレラになって、とっても素敵です。
5 本足が皇帝仕様です。
トーマスには、4本足が贈られています。
当時のかなりの成功者だったようです。
その時30代ですからね~
このついたても中国製です。
表札もあります。
拾壱番館とは、11番目に建てられたとういうことです。
日本の菊の紋章を模した柱
腰壁も当時の風刺画風に面白く描かれています。
アールヌーヴォーの巨匠、ミュッシャを彷彿とさせます。
これは、もっとプラスチックで覆って、
大事に保存しなさいと
ユネスコの大使に言われたそうです。
これで、おしまい。
可憐な、庭のお花
5万個のレンガですよ~
ぜひ、みなさまもお越しくださいませ。
では、また、今度。