今日は、1・17の日について考えてみたいと思います。
カレンダーでは、「ひょうご安全の日」となっています。
昨年のルミナリエの期間中に開催された企画です。
被災地からの声、被災地に伝えたい声を集めようというものです。
会場は東遊園地隣の噴水広場でした。
目標10000人の声
多くの方々の声がトゥギャザーマンとともに届けられました。
シンボルのトゥギャザーマンです。
安定感のある、大の字型で、ライトアップされると
温かみが伝わります。
隣の東遊園地が、ルミナリエ会場でした。
ルミナリエのライトは、今年あえて当時の
オレンジ色
に戻されました。
この日立ち寄った パールミュージアムでの鎮魂の鐘
6434人の魂が清められますように願いが込められています
今年も、もうすぐあの日がやってきます。
当時広島にいた私。
すぐに、4階マンションの本棚等を壁に固定しました。
2001年(H.13)には、芸予地震が起こり、
実際に本棚は倒れずに、最小限の片づけで済みました。
関西の親戚から、案じる電話がたくさんありました。
初めて経験した大地震でした。
経験されている方々は、もっと怖かったことでしょう。
私も、当時の職場の同僚が電線が縄跳びのように
びゅんびゅん揺れていたという言葉が忘れられません。
震災の体験が次に活かされたのは、
自宅マンションのリフォームです。
地震対策の施されたシステムキッチンや、収納にしました。
関西に来てから一度、帰ったら、すべてロックされていたことがあり、
しっかり機能していることに安心と同時に、
解除する方法にあせりましたが、緊急時に開かないと
大変なんだからと外側からどんと叩くと直ぐに開きました
毎日、ウォーキングに行くみなとのもり公園は、広域避難場所。
仮設トイレの設置施設や小高い丘の下に避難グッズ
などが常備されています
。
メリケンには、神戸港の被災風景が一部残されたまま、
記憶に残されようとしています。
この日を忘れまいという試みがあちこちで行われています。
こういう機会を通して、
被災の思いを自分の中でどう対処していくか
が大切なのではないでしょうか。
テーマに取り上げた川柳は
阪神・淡路大震災20年「~川柳に寄せて~」
というテーマで全国公募し、入選した100作品のひとつです。
今、「神戸波止場町TENTEN」で展示されています。
~二十年 たってわたしに なったかなしみ~
「かなしみは消えることなく、体に入り込んでいく感じ」
(神戸新聞より引用)と、作者の時がたっても募る感情、
やっと自分のこととして受け入れられる覚悟が感じられます。
そのほかの作品も紹介しておきます。
二十年 未だ更地が ジャリジャリと
悲しみに 時効はなくて 二十年
そうなろう そうなりたいよ 福島県
怖かったと 震えた娘が 嫁に往く
忘れない 助けてあげてと 泣く息子
「見捨てろ!」と 炎の下で 父叫ぶ
震災後 訪ねし家の 跡に花
(神戸新聞より引用)
どうかこの日が、6434人の魂にかかわる方々にとっての
大事な区切りの一日でありますように。
