ある日の夕食

せいちゃん
『いただきまーす』
数分後
せいちゃん
『ちょっと、味、薄くない?このポテトサラダ。』
『マヨネーズちょっとかけよかな。かなぁ。かなぁ。』
せい代(妻)
『いいよ別に。』
せいちゃん
『えっ?あかん?』
(別に。って文末に付いたぞ。やばいかもしれない。)
(あかんて言われてないのに、あかんと思う。)
せい代
『えっ!かけたいんでしょ?』
せいちゃん
『うん』
『あっ、あかん?』
(妻が傷ついて、怒り出したかもしれない)
(『えっ!』 が何か賛同してもらえてないサインのような。。。)
せい代
『(真顔で)あかんって一言も言ってないよ。』
せいちゃん
『はい。あかん?』
(急に敬語がでる)
せい代
『えっ。かけたかったら、かけたらいいやん。』
せいちゃん
『そうやねけど。。。もうちょっと食べてからにしよう。味薄い箇所だったかもしれない。このまま食べる。』
意味不明なことを言って
チラッと妻の顔を見る
(怒っているようにも見える)
(私の味にケチつけやがってって怒っているようにも見える)
(冷戦が始まるようにも見える)
せい代
『(こっちを見ず)へぇ~、そうなん。ふーん。』
しばしの間
ずっしりと重い
静寂の時が流れる。
(おはようございます。せいちゃんです。)
遠くで聞こえる救急車のサイレンが
僕の不安をあおる。
と、勝手に思い込む。
せい代
『マヨネーズかけたら?味薄いでしょ。』
せいちゃん
『いや、もうええねん。マヨネーズかけたら素材の味消えるやろ。』
いつから僕は
自然派健康食品男になったのだろう。
また意味不明なことを言った。
せい代
『えっ!何で?何でマヨネーズかけないの?
かけたいって言ってたやん!えっ?』
せいちゃん
『いや、もうええねんて!!!
このままでいいねんて!!!』
せい代
『えっ!何で怒ってるの?えっ?えっ?』
せいちゃん
『怒ってへんて。このままでいいねんて!』
『いやいや、せい代やろ!怒ってるの。』
せい代
『えっ!私、何で怒るの?えっ! えっ?』
せいちゃん
『もう、『えっ!』 とか 『えっ?』ばっかり言わんとって。もう、これでいいねんて!』
せい代
『えっ?えっ? せいちゃんが何で怒ってるのかわからない。 ちゃんと言ってくれなきゃわからない。』
せいちゃん
『もうええねんて、、、ごにょごにょごにょ。』
(ごにょごにょごにょ)
(ごにょごにょごにょ)
(ごにょごにょごにょ)
ちゃんと言えないから、ごにょ してるんだよ~
勝手にスネたせいちゃんは
このあとセコいせいちゃんへ変貌していく。
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