そんなことお風呂でしたら・・・　　～新しい刺客～

せい子(娘)がお風呂でアイスを食べ始めて・・・

１日目

カルピスアイス1本

２日目

カルピスアイス1本

・

５日目

カルピスアイス２本

(せいちゃんも食べる)

・

７日目

カルピスアイス２本

(せいちゃんも食べて、もう一度味を確認する)

・

８日目

カルピスアイス1本

お風呂の中で、せい子(娘)が食べたカルピスアイスの記録。

何とか８日目まで記録を伸ばすことができました。

これも

それも

どれも

皆さんの応援があっての

チガウヨ～

せいちゃん焦ってるよ～

いつまで食べ続けるんだ～

そして９日目。

刺客は突然やってきた。

せいちゃん

『せい子ー

早く入ってきてー。

パパ暑い～

もう出るよ～。』

せい子

『ちょっと待ってよ～。今いく～』

ドドドド

ドドドドド

ドドドドーン。

せい子

『お待たせー！今日はこれ～』

せいちゃん

『ちょっと待てー！』

『これはやめなさい！』

これはいいけど

これはやめなさい

せい子

『このコーンのやつ食べたいんだよ～』

せいちゃん

『ダメ』

せい子

『食べたい』

せいちゃん

『ダメだって』

食べたい

ダメ

食べたい

ダメ

食べたい

ダメ

食べた

ダメ

(あぁ～～、いつものあのセリフが出てしまぅぅぅ～)

せいちゃん

『1回だけだぞ

』

せい子

『やったぁーーー！！！！！』

せいちゃん

『ただし！　今持ってる、こっちの手で食べてよ！』

『持ち替えて、そっちの手で食べたらあかんぞ！』

『そっちの手は、今、お風呂の中につけてるやろ。』

『そっちの手に持ち替えたら、コーンのところが濡れて、ふにゃふにゃになって、コーン破れて、アイス下から漏れてくるからな！』

『コーン、ふにゃふにゃになって、アイス漏れだしたら、お風呂大変なことになるからな！』

『なっ！』

せい子

『うん！わかった！絶対持っとく！』

せい子

(ペロペロペロ)

せいちゃん

『おいしい？』

せい子

(うなずく。ペロペロペロ)

せいちゃん

『せい子、アイス垂れてるから、吸ってみっ！』

せい子

(ズルル、、ズルズル、ズルルー)

(せい子のそっちの手がお湯の中から顔を出す。)

せいちゃん

『あかん！！今、そっちの手に持ち替えようとしたやろ！』

『コーン濡れるやろ！ふにゃふにゃになるぞ！』

『集中して！』

せい子

(うなずく。ペロペロペロ)

せいちゃん

『また、垂れてる。吸ってみっ！』

せい子

(ズルル、、ズルズル、ズルルー)

(せい子のそっちの手がまた、お湯の中から顔を出す)

せいちゃん

『せい子！またそっちの手に持ち替えたようとしたやろ！』

『こっちの手に集中！』

せい子

(ペロ、ズル、ペロ、ズル、)

(ペロズロ、ズルズル、ペロズロ、ズルズル)

せいちゃん

『あっーーーー！　もうめちゃ垂れてるやん』

『ちょっと、パパに貸して！』

(せい子のアイスを取り上げた。)

その時

しまった。

俺の手は

どちらもお湯の中にあったわけで

どちらも濡れてた。

やられた。。。

コーンは

ふにゃふにゃになり

破れて

アイスが下から漏れだした。

せいちゃん

『ごめん！せい子！』

『下から吸って！早く！』

せい子

『はいっ！』

(ズローーーーー)

(ズッッ。ブフッ。)

せいちゃん

『えっ！　大丈夫かぁ？』

せい子

(うなずく)

(ズローーーーー)

せいちゃん

『いけるか？』

せい子

(うなずく)

(ズローーーーー)

『あー！おいしいかった

』

『コーン、パパにあげる

』

せいちゃん

『あっ、はい。。。。。。』

せい子

『せい子、悪くないよ

』

せいちゃん

『あっ、はい。明日はカルピスアイスにしよ』

おしまい。

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