◎10人ぐらいの皆さんに連れて行ってもらって葛城山を登っている。久宝寺駅で3人乗せ出発、あとの方は別の車でもう先行しているという。

◎「水越峠に向かう 千早赤阪村に向かう」これを聞いた時オレの頭の中の地図が、「あれれ」と違和感を感じたが、この違和感は頭に中の歪んだ地図のおかげ、これを具体的に人様に説明するのも難しい。

◎地図の読めない男であるオレ、いまあらためて地図を見て、北に向かって八尾、藤井寺、富田林、河内長野、橋本、高野山と連なっている、まっすぐ北だ。今までのオレの頭の中の地図は、方角も点在する街も、まっすぐ北ではなくしかも蛇行している。帰りも天王寺に向かったが、「まっすぐ行けば天王寺だ」というのが信じられなかった。地図を見ると309号線は河内長野から北北西に向かい、松原市を通って天王寺に近づく寸法だ。

◎水越峠手前のあたりに車が何台も止まっている、週日というのに人気の登山口のようだ。沢沿いを登っていく、綺麗な水がジャバジャバ流れている、沢沿いが終わって次は階段が続く、エンヤコラ登っていく。登りが2時間ぐらいの軽い山だというけれど、それなりにしんどい。

◎先日の北海道南北縦走の講演の中で、ハイカロリーの保存食の話が出ていた。ペミカン:ネイチブアメリカンが考え出した高カロリー保存食:バイソンや鹿の干し肉、ドライフルーツ、ナッツなどを混ぜ獣脂で硬め密封すると長期保存できるという。この話をすると、「ペニカン知ってるよ 今どきそんなもの使わない もっといいもの たくさん売ってるよ」という。30歳の彼が60日間の積雪期北海道南北縦走山行で、ペミカンを作って4か所の小屋にデポしておいたらしい。

◎ショウジョウバカマが一面に咲いている。上の方に行くとカタクリがこれまた一面に咲いている。「お きれいな」と思うが先日来ポンポン山でこれらを見ているので、「あ そう」とそげない。

◎ここは15年ぐらい前に、「ツツジを見に行こう」と別の仲間とケーブルで上がりそこらあたりを散策、一面のツツジの花に満足した。そのツツジが、まだこの季節では枝だけの木があるだけだった。

◎オレのカン違いが続くけれど、水越峠と竹内街道がごっちゃになっている。竹内街道は堺市と葛城市を東西に結ぶ道、水越峠は大阪側の千早赤阪村と大和側は御所市の間にある。

◎水越峠:江戸時代から大和国と河内国の水争いがあった。農業用水として水は必需品であった。峠の両側に分水(みまくり)神社がある。

 

◎トイレ:トイレが入れ替わった、2階アトリエのトイレが新品になった、感激である。前のトイレはアトリエを新築した時のモノでもう45年近く経っている。便座にひびが入り、それが進み、ノリと布で補強していたがまことに格好が悪い。「便座だけ 売ってないの?」というのが始まりだった。わがアトリエで毎月裸婦デッサン会をしていた、そこに別々に水道屋さんと日曜大工屋さんがいた。まず水道屋さんが新便座、今風便座をあげると言ってくれ、期待して待ったが、「この便器は あうものがない」という。せっかく楽しみにしていたが、なにがだめで、どうダメなのかいまだ不明。それから水漏れが始まり、日曜大工屋さんがこれは部品を替えたら一発で直るとおっしゃって部品を替えた当座は直っていたが、2.3年経ってまた漏れ出した。今回も新たに知り合った方が、「パッキンを替えれば直るよ」と半日潰して2回来てくれたが直らなかった。近所のホームセンターでパッキンを買ったが、2回目は5000円までぐらいの部品なので、係りの人に聞いてみた。製品番号がわからないと何とも申し上げられない、といわれ、3回目のその日は引き上げた。「便器そのものを交換するといくらぐらい」「今はお高くなりまして ええと 8万ぐらいからです」「え そんなに安いの」そのあと数日して8万円の方に、「交換お願い」と便器交換を注文した。すぐに職人さんがやって来て、「既存は伊那製陶で 今回もリナックスしか寸法が合わない 製品が9万円 フランジが1万円 消費税入れ12万円です」「お願い やって」「それじゃ 即 製品注文します」数日して、「木曜日 12時から1時の間に 工事に行きます」工事は2時間ぐらいで完成。もっとちゃっちいものかと思ったが、今風のコンセントを指せば、湯が出る暖かい便座という立派な代物ができあがった。もっと早くやればよかったと反省。