◎またまたのポンポン山、今日は久しぶりの山仲間、相澤・番匠・三宅・難波・青西・岡村の6人。三宅さんは遠方の南山城村からやってくるので、「8時は無理 10時頃なら」という。ならば森の案内所で11時頃と提案して、住所を送った。高槻の続きだから、住所は高槻かと思っていたが、京都市である。なんと、ポンポン山も京都市である。三宅さんとはその案内所で会うことにした。岡村車に5人乗って茨木を出発、30分ほどで500円前払いの本山寺の駐車場に止め、登山の用意をし、9時に歩きだした。ここまでやってくる道中、どこもかしこも桜の花が咲き誇り、「わ きれい」という歓声もしぼんでいき、「また 桜」「桜 もういいよ」「もう食傷気味だよ」と桜様に対して大変失礼な発言がオレのどこかから発っせら、不敬のいたりではあるが、たかが桜じゃないかである。

◎10:45:ポンポン山にやって来た。空は青いが遠くの景色が霞んでいる。朝は冷えびえしていたが、陽が高くなるにつれ暖かく、シャツ一枚で歩いている。三宅さんとは11時に森の案内所で会おうと言っていたが、いつも度々連絡のある彼から連絡がない、来ているのか、これなくなったのかわからない。皆さん足が遅く、休憩ばかり取るので足が進まない、焦りはするけど、こればかしは、である。

◎ポンポン山から森の案内所へ向かってすぐあたりから魅力的な山肌が続く、ダラリンたらりん、ポコリンと穏やかな尾根道が続く、リョービの丘と言う広場、「ここでコーヒーにしましょう」皆さんゆったりしたもので、「カタクリが待ってるよ 急がねば」「カタクリより コーヒー」「こしお じゃなく こじお だよ」オレは、「こしおやま じゅんなてんのうりょう」と呼んでいた。水を2リットル、ガスにコンロとヤカンをザックに入れてきた。

◎コーヒーを飲みながら眩しい陽を見ていると、先日、名を教わった、タムシバの白い花があちらこちらに咲いている。地面にも白い花びらが散らばっている。桜の花びらを、タムシバの花びらを、紫色のサツキの花びらを、そんな花びら絨毯の上を踏んで歩く、華やかな山行である。

◎電波の悪い中で電話がかかってきたが上手く聞き取れない、どうも森の案内所で待っているようだ。「さあ 急ぎましょう」と急いだ。12:30森の案内所で会い、少し上の展望台で昼飯を食った。恒例のバナナと大福饅頭をいただいた。

◎「白い カタクリ」ネットで調べると、白い花が咲くのは、相当確率が低くめったにお目にかかれないそうだ。前回来た時に係りの方が、「まだ咲いていませんが これが 白です」と教えてくれていたので、白いカタクリを目指して目をくりくりしていた。「あった 白だ やった」である。ネットでは堂々と写真が出ているが、オレが写したものは、目の前で見た“ほんまもん”とは口幅ったいが、うれしいかぎり。そのあとぐるりと一周して終わって帰ろうとしたところで、「し し~ ぎふちょう そこ みえるか あの花の向こう」「え 見えない え」「どこ・・」「あの花の 向こう あっちの」いた、蝶がいた、止まっている。オレは前回の山行のあと、帰ってネット図鑑を見て、アゲハチョウ科と出ていたので、てっきり、いつも目にするアゲハチョウぐらいの大きさと思い込んでいたが、「え 小さいね」と思わず言ってしまうほど、畑をひらひらする“モンシロチョウ”ぐらいの大きさ、しかも白黒の保護色、なんと目に入ってきた。

◎今日、同道した皆さん、山に登るのは、早い人で3か月ぶり、半年ぶり、1年ぶりという方々で歩みが遅い。「今回は 駐車場から カタクリを 往復」と予定していたが、ポンポン山に来た時点で、「カタクリは 見られないかも それまでに 引き返さないと いけないかも」と考えだし、歩いている山の中で電話がかかり、森の案内所で待っているという。森の案内所で全員が揃い昼飯を食い終わり、1時過ぎに、カタクリ園がある小塩山に向かって登り始めた。その時点で、その時間なので、「小塩山まで行って じっくり カタクリを見て 森の案内所に帰ってきたら 4時頃になる」三宅さんの車でオレだけ乗せてもらって、本山寺の駐車場まで行き、オレはオレの車でまたここまで戻ってくる。ここ、森の案内所まで戻って来て4人の方を乗せて茨木に帰りたい。「それでは オレは 高槻から分かれて 南山城村に帰る」と三宅さんはいう、「今日は 飲むのをやめて 次回 飲みましょう」というように動くことにした。車が2台あってラッキーなことだった。