◎もう9月の中旬、季節は秋、9月になってから、夜になると虫の声が聞こえる、チリチリ聞こえる。「もう秋だぜ」とぼやくが、昨夜も真っ暗の中、ジワリ目覚め、扇風機を1時間タイマーでかけてまた眠った。この暑さ、異常な暑さ、「どうなってる」と声を荒げたくなるが、どうも我々が便利を求め過ぎたつけが回ってきているのかもという話である。

 

◎11月に展覧会がある、「もうすぐだ イライラ」なんて言いながらも先日来の“かるた”がいよいよ佳境に入って、もう5.6枚で終わる、一日がんばればなんとか終わるというところまで漕ぎつけた。「かるたの絵 50枚 大変かな 時間がない」なんてことを聞きながら引き受けた。公募の句がなかなか集まらず、それを“いろは”に設定していくと歯抜けが出て、“はるみ・たに様さま”が四苦八苦していた。句にまで口を出すと忙しくなり過ぎると“口チャック”をしていた、なのでここでもこれ以上言うまい。最終の句が決まったのが一週間前だから絵の方はなかなかに順調に来ているわけであります。

 

◎かるたの絵はオレが普段描いているよう自由発想で抽象的に処理はできない。ソクラテスなんて出てきた。ネットでソクラテスの画像を探し出し、そこにオレが描いた絵と合成してCG画像を創る、これは慣れた作業なので比較的簡単にしかもいいものができる。人物と建造物も合成できる。古い建てもので写真しかないものと絵とを合成できる。高校生たちが歩いている絵、そこに古い校舎または新しい校舎、それぞれを合成して今昔も表わせられる、これも場合によっては面白い。コンピューターとはCGとは、それなりになかなか便利なものであリンス。ま、絵で、説明する、解説する、これは何時もオレが言っている言葉、「絵は 説明してはいけない」「絵は 化粧してはいけない」というセオリーとは真逆の作業だが楽しんでいる。

 

◎オレの展覧会は11月20日から一週間、「こらあ 慌てんとあかんぞ」と焦って、かるたの絵を横に置いて一日かけて案内状の版下を作った。コンビニで焼くと、「え 色が汚い」と慌ててしまった。毎度のことだが、絵があり、パソコン画像があり、プリントアウトした紙があり、最終印刷物があるとして、オレの絵が案内状の絵と同じになってないといけない、色が違うなんてとんでもない。簡単に言うがこれが難しい、なかなかこれがピタリと上手くいかない。コンビニのコピーを見ながら悩んでしまった。印刷屋に色校正を追加して、明後日にもその物がやってくる。色校を見て再発注すればいいのだと今は楽観。いずれにしても1000枚の案内状が9月じゅうに手元に来る予定。11月の展覧会は春の文学館と同じようなスタイル、奥の三面の壁に20号の縦の大きさでずらり囲ってみようと思っている。ま、こう説明してもなかなかに通じないので、見てのお楽しみということにしておきましょう。

 

◎阪神タイガースが優勝しそうだって、これを聞いてびっくり、というより、「こんなことを知らんかったんか」とおかんむりのほうが先に来そう。20.30年前にも優勝したことがあったが、その時はあの汚い道頓堀川に飛び込んだ泥酔の若者が何人か死んでいた。今回も暴動が起きるのではといろいろ警戒態勢を整えているとかニュース氏が伝えている。明日か明後日らしいが、さてさてどうなるか、「そんなこと言って また 肩透かしと ちゃうのかな」なんていえば袋叩きに会いかねない、というめでたい話である。

 

◎体調はいい。今年も夏まではシンドイ疲れると言っていたが、9月に入って元気が出てきた。いつもの河原も少し距離を延ばして、8キロぐらいを走っている。走っていると言ってはおこがましいが、歩いているではなんだか悔しいので、やはり走っているでおさめてください。かるた作業で山は行かれてない、もう何日かで一段落すればひとりで登りに行きたい。比良がいいね。大嶺も行きたいが遠いので比良を選んでしまうが、大嶺の魅力は標高が高いことだ。登山口の標高も高いので労力は同じだ、高い山の魅力がある。