◎8:30北小松駅を出発、登山口まで歩いているが、いやな暑さだ、まわりの空気が全部熱い、そんな中を舗装道路を進んでいる。後ろから車が上がっていく、夏休みの今、子供らを乗せて元気村に行くのかな。

◎面白いことがあった、今朝はおおいにチョンボをした。家を出て自転車でJR茨木駅まで走っていた、「45分の電車 まだ10分ある 楽勝だ」「え ちょっと待てよ 一時間早いんじゃないの・・」なんと1時間間違えている。昨夜北小松に行くのに検索して、いつもの7時45分が最適だねと決めた。寝る前に目覚ましをセットした、「ええ~と 」と時計をいらいながら、6時になっている、30分では足らないのでもう15分ほど余裕を持たせてと、5:45分にセットをしてしまった。ほんとうは6:45分が正解なんだ。そのカン違いに気づいたのが自転車に乗って消防署の前あたりだった。もう引き返すわけにもいかず、そのままホームに立った。 

◎京都行の普通電車に乗った。車内アナウンスで、次の快速電車が遅れ、この電車が京都に先に着くという。湖西線の北小松に行く電車はないかなとスマホで検索した。パソコンならチョイチョイで簡単にできるんだがと思いながら、「YAHOOの路線で できるのでは・・」「えいはら駅 とは 北小松の前か先か・・」「次は 時刻表」時間があるのであっちこっちと引っ張り出し、今乗っている電車が京都に着いた4分後に湖西線の永原行き(ながはら:マキノの近所のようだ)に乗れば、いつもの8:45分より30分早く着くことがわかった。スマホは使いこなせれば便利なものである。

◎今日はなかなかにしんどい、息があがる、これは熱さのせいだね。一週間前ぐらいからだらだら停滞気味の台風が来ていた、こいつのおかげで雨模様が続き、猛烈極暑が5度ほど下がった。夜も布団が欲しいなと思う日が続いたが、それが去ってまたまた極暑がぶり返してきた。前回の蝶ヶ岳の時も30分ピッチで上がったが、今日の30分はなかなか時間が過ぎていかない、何度も時計を見るが5分ぐらいしか経っていない。「登れるか 登れないなんて・・」GPSの高度を見ると、500Mが700Mに、「なんだか涼しいのでは」夏の山も高度を稼げば涼しい、「こらあ 行けるぜ」どっこいしょと登っていった。長袖のシャツは汗でボタボタである。

◎8時頃、電車が滋賀県に入るとなんだか薄暗い、車窓から見える比良山系が全部雲の中、「えええ 大丈夫かな」と思っていた。昨日YAHOO天気予報では晴れマーク、山の天気では、9時から3時まで晴れマークだった。登り始めて半分ぐらい来たが、空は白い雲がモコモコあるが青空も見える、降らないでねと祈るばかり。

◎今830M の標高らしい、いささか涼しい。先日の台風が葉や枝をまき散らしたのか、登山道もにぎやかだ。TVで“山の地図読み”の講習をやっていた。オレはこのあたりは無知だ、等高線ぐらいしか読めない。尾根だの谷だのを見極め、現在地がわかることが大事だね。ま、そのテン、GPSはありがたい。

◎12:30ヤケオ山に着いた。腹も減っている、ここで飯だ。空はどんより前の山々に雲がかかりだした、いやだねえ。目の前の小枝にシオカラトンボがじっと止まっている。あれれ、飛んだと思ったらまた帰ってきた、何をしているのかね。その向こうにトンビらしき鳥が滑空していった。帰る時も休んでいると、中型の黒っぽい鳥が枝々を飛び回っていた、にぎやか君はだれだろうね。トカゲもたくさん見た、しっぽの方が青や紫のメタリックな色、ササッと走り回りじっくり観察できないが、綺麗なやつである。

◎このコースは2か月前に登っている。今は緑の最盛期、見えるはずだがと、きょろきょろするが生い茂った枝や葉で視界が遮られる。道を間違えたかと思うほどに緑みどりだ。

◎1時に釈迦に到着、自撮りのオレを写真を撮って早速下ろう、暗くなってきた、今にも来そうだと歩いていると、ポツリぽつり、まだカッパはいらないか、しばらく歩き、まだ大丈夫か、樹林帯の中なので雨音はするが身体は濡れてこない。空は明るいしまだかなと歩いているがいよいよ降ってきた。「ええい 久しぶりの 雨装束だ」雨具の上下とザックにカバーをかけた。

◎すぐに雨が収まり、「これなら 着ることがなかったね」ズボンを脱ぐときに足が攣るイテテである。腹が減りパンを1個、2リッターの水も少なくなってきたがあと少しで流れがある、その向こうに湧水がある。 

◎下るにつれ、どんドン蒸し暑い。昔のケーブル駅のあたりに湧水が出ている、冷たい美味い。タオルで体を拭きシャツを着替え、30分バスを待って、帰途についた。車内でビールを飲んでいる人、あれは美味そうだ。