お疲れさまです
次の日は、北九州市立美術館・本館で開催されてる
「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」
に行ってきました

おー、ココも徹底してるな~

マスク着用、消毒、検温、連絡先の明記にソーシャルディスタンスの徹底など
これで安心して見ることができます
当時フランス絵画において、自然の風景というのは主題の背景であり、「風景画」というジャンルは、まだ存在しなかったようです。
(アルシ=エトナ・ミシャロン 「風車小屋のある風景」 1814-16年)
「風景画」がジャンルとして成立したのは、19世紀初頭のようで、
チューブ入り絵の具の発明や鉄道の発達に後押しされ、
画家達はアトリエの外、野外での制作に励むようになり、それまで背景に過ぎなかった自然の景色を主役とする絵を描くようになったそうです

(ギュスターヴ・クルーべ 「レマン湖の岸辺(急流)」 1875年頃)
特にパリ南東のバビルゾン村は、たくさんの画家達が集まっていたようで、
今でいう「インスタ映えスポット」的な場所だったみたい

(コンスタン・トロワイヨン 「ノルマンディー、牛と羊の群れの帰り道」 1856年)
そして、バルビゾン村に滞在や居住した画家達の事を「バビルソン派」といわれ、
中心的存在のコロー、ミレー、ルソー、トロワイヨン、ディアズ、デュプレ、ドービニーの7人は、「バルビゾンの七星」と呼ばれていたのだそう

(シャルル=フランソワ・ドービニー 「風景、雨模様の空」 1865年)
(ジュール・デュプレ 「風車」 1835年頃)
(テオドール・ルソー 「沼」 1842-43年)
風景画の先駆者、「コロー」の作品
(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「地中海沿岸の思い出」 1873年頃)
(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「イタリアのダンス」 1865-70年)
コローの作品は、一見、暗そうに見えましが、
ところどころ光が差し込み穏やかな雰囲気に感じる作品でした

(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「春、柳の木々」)
(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「突風」 1865-70年)
版画作品も展示してありました

(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「森の中の大きな騎手」 1854年)
モノクロで描かれた繊細作品達

(ヨハン・バルトルト・ヨンキント 「 オランダ、マースラン村からの眺め」 1862年)
(シャルル=フランソワ・ドービニー 「カラスのいる木」 1867年)
一番気に入ったのは、同じく先駆者の「ブーダン」

(ウジェーヌ・ブーダン 「上げ潮(サン=ヴァレリの入り江) 1888年)
(ウジェーヌ・ブーダン 「トルーヴィルの浜辺」)
「空の王者」と言われるだけあって雲の描写は見事

(ウジェーヌ・ブーダン 「水飲み場の牛の群れ」 1880-95年)
臨場感が素晴らしく、常に自然の光を追求していたみたいです。
(ウジェーヌ・ブーダン 「ベルク、船の帰還」 1890年)
そして印象派達の作品も

(クロード・モネ 「べリールの岩礁」 1886年)
写実的ではない描き方や色使いで、また独特なタッチで風景を表現し、風景画はさらに発展していったんだそう。
(カミーユ・ピサロ 「ルーヴル美術館」 1902年)
人物画で有名なルノワールも、初期は風景画を描いていたみたいです。
(ピエール=オーギュスト・ルノワール 「風景」 1890年頃)
(マクシム・モーフラ 「日没の岩礁」 1899年)
美しい自然の風景画
風景画が生まれ、コローやブーダンを経て印象派へ・・・
フランス絵画の風景画の歴史が分かりやすく展示してありました

そして絵を見て思っていたことは、
昔は何かを学ぼうとしても、今ほど情報量もなく、
技術の習得には、独学など個々の努力にかかっていたんだそう。
この春から色んな事がストップし、今までのような日常が決して自然にあった事ではない事を改めて感じさせられました。
「当たり前」は「当たり前じゃない」事を、もう一度しっかり見つめ直し、この先も過ごして行こうと思います
