お疲れさまです
北九州市立美術館・本館・アネックスで開催されている、
「日本画の革命児 堂本印象」展に行ってきました
堂本印象とは、戦前から戦後の時代の大きなうねりの中、日本画の革命児として活躍した人物のようで、
画風も同じ人とは思えないほどのバリエーションがありました。
(堂本印象 1891年12月25日 - 1975年9月5日)
沢山の仏画や花鳥画
(「乳の願い」 1924年)
10代(明治)~40代(昭和17)の間は、繊細で正統的な日本画を描いていたそうです。
(「爽山映雪」 1921年)
印象の色彩は本当に彩り豊かで、独特の世界観があります。
(「猫」 1922年)
ふわっとした淡い色彩、透明感があって、毛も一本一本丁寧に描かれています。
(「木華開耶媛」 1929年)
紙幣が物語っているように、日本人は本当に繊細です。
(「兎春野に遊ぶ」 1938年)
他にも、西遊記など物語をテーマにした寓話絵巻物もあり、
文字も印象が描いて仕上げていました。
そして初期の仏画、花鳥画を経て、戦後(50代)からは同じ画家とは思えないほど作風は変化します。
日本画は国粋主義で良くないという風潮を受け日本画家全体が違う表現方法を模索したのだそうです。
(「或る家族」 1949年)
印象は次第に抽象画を描くようになりました。
そして印象60代、
イタリア、西ドイツ、スペイン、フランス、スイスなどを遊歴し、ここから本格的に抽象画を描くようになります。
(「窓」 1953年)
この抽象画が海外ヨーロッパでも高く評価されて、パリやニューヨークで個展も成功
(「メトロ」 1953年)
ガラッと変化した印象の画風は、当時、日本の美術界でも衝撃が走ったそうです。
(「運命の始めと終り(刑架・受胎告知)」 1954年)
印象の抽象画は、イエス・キリストのように西洋的なものではありますが、
でも、どこか日本画を匂わせるような雰囲気も我が輩は感じました。
(「疑惑」 1954年)
自分の軸を大事にしながらも、試行錯誤し挑戦を続け、色々な要素を取り入れていったのが分かりました。
(「交響」 1961年)
発想を柔らかくし、探求心を持ち続けることの意義を感じました。
(「如實」 1966年)
本当にすごい画家です。
(「ロゴスの不滅」 1968年)
各地の寺院等にも作品を納めているそうなので、
またいつかどこかで、印象の作品に出会えるかもしれません。
(「雲華西来(法然院襖絵)」 1971年)
その日が来る事を楽しみにしています
天候のせいか、チョット涼しくなった今日この頃、
夏嫌いな我が輩には丁度良い気温です
でわでわ
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