声とも  〜本人のこころ〜  

  自分や自分の家族、大切な人が認知症になっても、、、住み慣れた地域でその人らしく暮らしていくためには何が必要か。

  認知症の方とその方を見守るご家族の気持ちをお伝えします。

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アルツハイマー型認知症と診断されたご主人に毎年参加している新春囲碁大会の招待状が届きました。

ご主人は「参加したい」と意欲満々で、奥様は一旦出席の返信を送りました。

数日後、少し日々の疲れを心身に感じていた奥様は、「去年は無事に参加できたけど…」という不安も重なり
「今年はもう辞めとこう!」
と少しきつくご主人に言って、申し込みをキャンセルしてしまいました。

ご主人は、日頃世話をかけている奥様を気遣い了承されたそうです。

奥様が認知症の方とその家族の会でそのことついて話したところ、他の参加者からは、
「本人が毎年楽しみにしてきたことをあきらめさせないで!」
「負担があるなら手伝うから!」
と励ましと支援の申し出がありました。

奥様は、
「ついたり引いたり主催者の方々に申し訳ない、迷惑をかけたくないから」
と話されました。

楽しみを取り上げたくはないけど、不安や疲労、また、他人に迷惑をかけたくないという奥様の張りつめた気持ちを溶かしたのは、
「『ついたり引いたり』そんなことだらけよ、私たちも。大丈夫よ」
という仲間の一言でした。

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新年の1月7日、ご主人は無事、子供からお年寄りまでが参加する新春囲碁大会に参加することができました!
側にはにこやかに付き添う奥様の姿がありました。