本当なら今シーズン最後のフルマラソンで、仕上げのガチレースにするつもりだった姫路城マラソン。
1週間前の京都マラソンをDNSして記録を狙うはずが、練習不足を言い訳にして、京都も姫路もファンランで走ることにしてしまいました。
京都は5時間以上かけてのんびり走ってきたのですが、いくらゆるランといっても疲れが少し残る中、姫路城マラソンを走ってきました。
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2月23日 土曜日 大会前日
事前受付でナンバーカードや参加賞を受け取るために、姫路まで行かなくてはなりません。関西圏といっても姫路はほぼ兵庫県の西の端、最寄駅からは私鉄とJRの新快速を乗り継いで1時間半かかります。
10:00過ぎ、JR姫路駅を降り立つと、国宝で世界遺産の姫路城が真正面に見えます。
駅前の歩道には、大会をPRするのぼりが数多く風にはためいていました。
15分ほど歩いて、受付会場のあるイーグレひめじに到着。
地下のスペースで受付をします。開場して間もない頃だったのでそれほど待たずに受付終了。
参加賞のTシャツはサーモンピンクの微妙な色、デザインもダサくて多分着ることはないでしょう。(以前は結構カッコよかったのに、作るメーカーが変わったみたいです。)
姫路城の無料観覧券も付いていましたが、新しくなってから一度入場したことがあるので、しばらくは使わずに取っておくことに。
こんな出身地シールが配られていたので一応もらっておきました。(Tシャツとかに貼って走るためのようですが、当日は使わずじまい)
すぐ横の大手前公園ではマラソン祭りと名付けて、特設ステージや協賛企業のブース、地元特産品の屋台などがありました。それほど広くないスペースなので、ぐるっと一回りして特に興味を引くことところもなかったので、そのまま駅に戻ります。
ちょっとお腹が空いたので、駅ビルの中で姫路おでんをゲット。
生中とおでんセットで1,030円と割とリーズナブル。こんにゃくがお城の形をしているのがユニークですね。右下の生姜醤油をつけて食べるのが、姫路おでんの特徴です。
姫路を後にして、大阪の行きつけの整骨院で体のメンテナンス。1週間前のハリをほぐしてもらって、テーピングもお願いして準備万端。
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2月24日 日曜日 レース当日
4:30 起床。近くの松屋で朝食を摂って、大阪駅発6:00の快速電車に乗り込みます。
電車の中でウトウトしながら1時間半、7:30に姫路駅到着。やっぱり遠いですね。
駅前では地元の小学生が楽器演奏でお出迎え。
男子は大手前公園の地下駐車場が、着替えと荷物預けのスペースに割り当てられていました。(女子はイーグレ姫路の中です)
着替えたあと、公園に集まっているランナーや応援者の中で、知り合いを見つけては声をかけます。
8:00過ぎにランナー整列が始まりました。お城のすぐ前の大手前通りにブロックごとに並びます。
8:45 法螺貝と太鼓・笛の出陣の合図とともに、スタートセレモニーがスタート。ゲストの応援軍師間寛平さんの号令が響きます。
ゲストランナーの紹介もあり、Qちゃんこと高橋尚子さん、小林祐梨子さん、尾崎好美さん、などなかなか豪華です。
9:00 レーススタート。気温は8℃弱、待っている間はちょっと肌寒い感じでした。
フルマラソンは8,000人ほどのエントリーなので、5分くらいで全員がスタートゲートを通過できます。(私のスタートロスは2分ちょっとでした)
応援団長の黒田かんぺい(間寛平さん、左端)やQちゃん(その隣)に見送られて、スタートしました。
コースはこんな感じ。市外地から郊外の山裾に向かって北上するため、15km過ぎまでは緩やかな上り基調(といっても走っているとそんなに勾配は感じませんが)、後半は下り基調になるため、タイムを狙いやすい高速コースです。(ちなみに私のベストタイムも3年前のこの姫路城マラソンでした)
ファンランでのんびり走るつもりが、周りのランナーのペースが結構速くて、最初の5kmはキロ6分15秒くらいで進みました。
すぐに体が温まってきて、最初に来ていたカッパやネックウォーマー・手袋を次々に脱ぐ羽目に。気温もどんどん上がっていきます。
足の調子もそれほど張りとかなかったので、ペースを上げようかとちょっぴり欲も出てきたのですが、気温が上がれば体力を消耗して、後半に足攣りなどでペースが落ちて撃沈するのは過去のレースで散々経験しているので、ここは自重してこのままのペースを維持。
姫路城マラソンを始めて走った時に感激したのが、沿道応援の凄さ。今回は目立った応援をスマホのカメラで撮りながら進みました。
ゴレンジャーの片割れと仮面ライダー(?)
やっぱりこの日も応援に来ていた(笑)、RWSのガンバ○ンバ君。
でも圧倒的に多いのは、やはりブラス演奏と城下町らしい太鼓の応援です。小中学校や町内会上げての演奏応援がすばらしい!
どこかのマラソン大会でも走っていたサラリーマンランナー(スーツにカバンを下げて革靴で走っています)にびっくりして話しかけるゲストランナーの小林祐梨子さん。
市街地を抜けると、こんな菜の花畑が見事な里山の風景が広がります。
山もだんだん迫ってきました。
これもあちこちの大会でよく現れる、ドラえもんとドラミちゃんの有名なランナーふたり。(この二人とは抜きつ抜かれつ、結局ゴールまでほぼ並走しました)
郊外に出ても沿道応援の人波が続きます。写真にあるように、市街地からバスで動員しているみたいですね。
川沿いには、応援のために手作りの案山子がたくさん立てられていました。
十二単(?)のお姫様ランナー。走りにくくないのかな?キャップにはお城が載ってます。
塩田温泉の看板を過ぎれば
気球が折り返しの目印になります。
お神輿も沿道応援に一役。
今年もありました、とん汁の私設エイド。もちろん立ち寄っていただきます。
薄味で美味しかった。
その横には、口直しのゆずジュースのエイドがあるという気配り(?)
太鼓の応援に励まされ
うどんエイド(これも私設です)も立ち寄り
忍者ランナーの後を追っかけます。
ここにも、手作りの案山子が沿道に並びます。
ハーフ手前には、地元姫路のラジオ局FMゲンキのDJが応援メーッセージを次々に読み上げてくれます。他のランナーへの応援メッセージも自分に宛てたものとして聞いていると、元気をもらえますね。
これも私設エイド。手作りのおにぎりや、チョコ、みかん、バナナなど、しっかり全部いただきました。
トラックの荷台での太鼓の演奏や
ブラス演奏に合わせた演舞もあります。
これも私設エイドのそば粥。あっさりして美味しかった。
ぜんざいも頬張りながら
沿道の武者行列に励まされながら進みます。
ヤマサかまぼこの工場の前では、かまぼこの差し入れ。これはさすがにその場で食べきれずポケットに入れておきました。
プチトマトや
みかん
ミニクロワッサンもしっかりいただきました。
写真はないですが、塩タブレットもたくさん用意されていたので、熱中症予防のためにいっぱいポケットに入れて、途中途中で舐めながら走りました。
30kmを過ぎると、川沿いのサイクリングロードに入ります。
姫路城を頭に乗せた夫婦ランナーの後ろをしばらく並走。
河原でもブラスバンドの演奏で盛り上げてくれます。
市街地に近くなると、沿道の応援もだんだん人の数が増えてきます。
これも私設エイド。どこかでよく見るパンダランナーも走っていました。
この辺りからブラスバンドの演奏があちこちに。
もちろん、太鼓の演奏も相変わらず多かった。
35kmを過ぎるとしんどくなるので、他の大会だと歩き始める人も多いのですが、沿道の応援が半端ないので、この大会では歩いているランナーはほとんどいません。
ゴールまであと1kmくらいというところで、Qちゃんが道の真ん中に立って、ハイタッチをしながら最後のエールを送ってくれました。
ゴールのある三の丸広場に入る門の前では、昔の衣装に扮した門番がお帰りなさいとお出迎え。
写真はありませんが、ゴールのすぐ手前では尾崎好美さんがこれもハイタッチで迎えてくれました。
そして、やっとゴール。タイムはグロスで4時間56分51秒でした。1週間前に同じようにファンランで走った京都マラソンのタイムより20分も早い(笑)という結果に。
途中で足が攣ることもなく、エイドも全制覇して、給水はすべて立ち寄り、沿道応援隊をカメラに納めつつ、楽しんで5時間近くで走れたので、良しとしましょう。
ひとつ残念だったのは、のんびり走ったのでラン仲間の沿道応援のタイミングに間に合わなかったこと。いくつかの知り合いのグループが応援してくれていたのですが、出会うことができたのはひと組だけでした。
ゴール後は、完走メダルと完走タオルをかけてもらい、隣接する姫路市立動物園の中を通り抜けます。(疲れた体に動物の匂いは閉口しましたが、市のPRとしてはしかたないのでしょう)
今年の感想メダルはこんな感じです。数年前から素焼きの陶器になりました。今年はお城のデザインです。
ランナーにはチーかまドックや甘酒が振る舞われます。
完走証を受け取った後、手荷物を引き取り、簡単に着替えを済ませて駅に向かいます。今回は打ち上げの予定もなく、姫路駅周辺の銭湯などは混み合っていると思って、とりあえず大阪に向かったのです。
ところが電車に乗った後で、ラン仲間から「姫路駅前で打ち上げするよー」とメーッセージが入るという。(遅いよー)と呟きながら電車に揺られてウトウトしながら帰ったのでした。
後で、ラン仲間の多くから「PB(自己ベスト)が出せました!!」というSNSのアップがいっぱい入ってきました。ちょっと暑かったとはいえ、絶好のコンディションで高速コースなので、記録更新が多かったようです。
そんな投稿に刺激を受けながら、来年の今頃は自分も同じような報告ができるように今から鍛えなおさなくては、と思うこの数日間でした。

































































