巨人の星の大ヒットは

先のオリンピックの昭和39年(1964)である。

当時、日本はとても貧しく

それが当たり前で暮らしてました。

 

 

 

 

ちゃぶ台での晩御飯もそこそこで

お父さんは夜も働いてました。

 

 

何にもない殺伐とした

部屋の窓から見える星が

うるんで見えるほど哀しかった。

 

 

貧乏は嫌だと飛雄馬少年は

誓ったのである。

巨人の星になり大金持ちになるんだと・・・

 

 

 

国家的大事業でありながら

せこい事をチクる輩はいるもので

炎のガス代が高すぎると文句をつけた。

瞬く間に拡散して聖火だけに大炎上!

 

 

 

貧乏人は麦を食え!

毒舌で本音を呟いた

オリンピックの功労者

時の総理大臣は癌であっけなく

天国に逝っちまっただ~

 

 

 

飛雄馬青年は若くして悟ってしまった。

何時か自分も老いぼれ老人になる事を・・・

落ちる真っ赤な夕陽を見て

枯れるまで涙を流すのであった。

終わり。