先日、職場での事。
私の働いているクリニックに定期的にお母様がお子様のお薬を取りに来られているという話を先輩から伺いました。
お子様…といってもずいぶん前から来られている大人の患者さんのようで、自閉症の方だと。
以前はお母様と一緒に来られていたそうですが、
現在は作業所に行かれているので、お母様が代理に…との事でした。
そのお母様いわく、息子さんは３歳ぐらいの知能しかないそうです。
私はそれを聞いた時、息子さんは
「自閉症」と「知的な障害」の「二つの障害をお持ち」なのだと一瞬にして分かったのですが
先輩は
「自閉症だから３歳の知能しかない」
と思い込んでおられるようです。
そして自閉症だから医療費も障害者の料金だと仰っておられました。
自閉症だから知能に障害があるわけでもなければ
自閉症だから障害者の医療費に当てはまるわけではない。
→地域によっては、助成があったりするようですが、うちの地域はありません。
でも、そりゃそうですよね。
私も息子の事があるまでは、先輩と同じように思っていましたから…
以前に草彅さんが
「僕の歩く道」というドラマで、自閉症で知的な障害もある役を演じられていましたが、
当時の私は草彅さんは
「知的な障害」のある役、だと思っていました。
今見たら、すぐに「知的障害を伴う自閉症」の役やな、と分かるのだろうけど。
先に「光とともに」を見ていても、分かったかもしれないですが、
いずれにせよ、そんな真剣に考えながら見なかったかもしれません…＾＾；
だから今現在、自分が「関係者」になったところで、周りの人に理解してもらうとかは、かなり困難な事だと痛感しています。
だからこそ…というか。
自閉症と無関係の方が、療育に関する記事を見て下さっていたりすると、とても嬉しいし感心します。
もちろん関係者の方が読書登録をして下さったりするのも嬉しい事です。
本当にありがとうございますm(_ _)m
＋ ＋ ＋
いよいよ新学期が始まりました。
夏休み期間も、本当にアッという間で…
お休みの期間は服装も集合場所もいつもと違い、それは全然大丈夫だったのですが、
元に戻る方が大変でした
制服に着替える方が時間もかかってしまうしバス停までは歩きだし（近いのですがね）
そういうのでも不安定になってしまったようで。
そしてそんな中…事件は起こりました。
帰りのバス停で、久々にパニックになりました。
事の経緯はこうです↓
バスがついてからも、一向に迎えに来ないお母さんが約一名。
連絡もつかないとの事だったので、先にさようならの挨拶をして解散する事に。
各々が帰っていく中で、頑なに帰ろうとしない息子。
なぜなら、彼のシナリオに
『バスが到着しているのに、お母さんが迎えに来ない』という筋書きなど存在しないから。
例えそれが自分のお母さんでなくてもね…
その子のお母さんがいつ迎えに来るのかを、何度も先生に尋ねる息子。
結局「忘れていた」という理由で10分以上も経過してから迎えに来たのでしたが、すみませんの一言もなく平然と帰っていく姿を見て、呆然としてしまった私でした。
このお母さんに関しては、以前からそういう感じの態度だったり、目を疑うような行動をされた事も何度もある方なので、そこまで驚きはしませんでしたが、
忘れていたり遅れてしまったのは仕方ないにしろ、
到着したら、まずその場で謝罪するのが常識なのでは？
それよりも腹が立ったのは、先生達の対応。
時間を過ぎても迎えに来ず、連絡もないという話を聞いた時、思わず
「こういうのって困りますよね」
と言ってしまったのですが
それに対しての返答が
ちょっと早めに到着したので…って。
到着予定時刻を過ぎていて、この言い訳は通用しない。
こういう場合の○○くん（息子）の対応はどうやっていったら良いですか…って。
今は息子のパニックがどうとかいう問題ではなく
連絡もなしに遅刻してくる人についての話をしているのですが…？
遅れてきた方の肩を持つとか、
息子の問題にすり替えるとか、全く考えられない。
時間を過ぎても迎えに来なかった場合は園に連れて帰るというルールも無視。
息子がパニックになるだけではなく、その先々のバス停で待っているお母さん達にも迷惑がかかるわけで。
帰ってからもモヤモヤ
が治る事はなく、
が治る事はなく、幼稚園に電話をして話を聞いてもらいました。
実は今回だけの事ではなく、夏休みの預かり期間中も朝集合時間を過ぎても連絡なしで来なかったりする人、
それをダラダラと待つ引率の先生に不信感が募り、今回爆発した…という感じです。
時間を過ぎてもバスが発車せず、連絡もない人を待つ事について、息子にどう説明しろと？
再度話をして、保護者の方には時間をきちんと守って頂くように、そして園側も添乗の先生方にルールを徹底して頂くという事で話を終えました。
新学期が始まり不安定だった息子に追い打ちをかけるような事が有り、あまりゴチャゴチャ言うのは気が引けましたが、今後のためにも思い切って話をして良かったかなと思っています。
今後に期待したいです…
長文、失礼致しました。
ここまで読んで下さって、どうもありがとうございました。
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