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最近読んで面白かった本本

①森に眠る魚。
ずっと読みたかったのをAmazonで発見して購入。
角田光代さんは八日目の蝉が面白くて(対岸の彼女は私的にはいまいちだった)、この本は母親の心の闇の描写が抜群!とのレビューを見て気になっていました。
実際にあった文京区の“お受験殺人”と呼ばれた事件がモチーフになっているお話で、子どもの小学校受験をきっかけに5人のママ友同士の関係がちょっとずつ崩れていく…という物語でした。
怖いっ…でも自分にもこういうドロドロした部分ってあるなぁなんて思いながら、面白くて一気に読みました。

②なぜ君は絶望と闘えたのか
光市母子殺害事件の遺族本村洋さんを追った3300日の記録。
昔、天国からのラブレターという本を読んで以来、この事件に関心がありました。
2月20日最高裁にて判決が下されるというニュースを聞いて、ちゃんと事件の経過を知りたいなと思い読んでみました。
家族を失くした上に司法制度とも闘い、深い絶望の中でも変わらない本村さんの信念、支え続けた周りの人たちの想いに号泣でした。
いろいろ考えさせられました。読んで良かった…。

本は読みだすと寝る間を惜しんで、どっぷりのめり込んでしまう…。
2作とも重い内容のものだったので、気持ちもちょっとドンヨリ台風
次はスカッとなるような本を読みたいです。