さっきまで、私の斜め前にハゲたじーさんが座っていた。
現在、電車に乗っているところである。
この時間のその電車は、
横浜方面に向かう人で、
そこそこ混んでいるから、最初は座れないという事は私も理解している。
確かに座りたいとは思っていた。
しかし、誰かに席を取られたわけでもあるまいし、
特にむかつく顔をしていたわけでもなく、
出来るだけ無表情に突っ立ってたつもりだ、ボーフラのごとく。
ハゲのじーさんが幾度かチラミしてたのは気付いていたのだ。
あーんだっつーの。
例のチェックレギンスがパツパツだとでも言いたいんか?
くらいは考えたが、まあ、そんな程度である。
そうこうするうちに、次の駅に到着する数秒前の事。じーさん、私の腕をぽんぽん。
はい?汗
何かを指差しながら、何かを言っている。
何?私のバッグからなんか飛び出してんのか?
ちがーうの!
「後ろ!席開いたっ!」
え?ええええ?まぢっすか~?
わたくし、間違いなくオロオロしましたから。
そんなに物欲しそうな顔して椅子見てました?汗
「あ、あ…いや…」
なんか知らんが、座らせてくれようとしてるのは確かなわけで、
というわけで、ね。
男の人が先に座ろうとしてたんだけど、
じーさんの動きにて、私、席予約出来ちゃったみたいだから、
座っちゃった!テヘ。