昨日初日。
G2さん演出の『モンパルナスの奇跡』を観てきました。

出演はわずか8人💦
オケは3人。

【あらすじ】

第一次世界大戦下のパリ。
無名の画家モディリアーニは孤高の画風で批評家を寄せつけず、毎夜カフェで客をスケッチし売り歩いては日々をしのいでいた。
ポーランドの若き詩人・ズボロフスキーはモディリアーニの絵に感動し、彼を成功に導こうと自ら画商に転身する。
だが、前途には想像を超えた障壁が待ち受けていた。
パリ・モンパルナスの街で繰り広げられる、ふたりの男の友情と葛藤、愛と裏切り、警察沙汰、戦争の影、生と死。
やがてモディリアーニはうら若き女性ジャンヌとの愛にのめり込み、衝撃のラストへと突き進んでいく。




浦井君がモディリアーニ
稲葉友さんがズボロフスキー
宮澤佐江ちゃんがジャンヌ


なんだろう?
浦井君が主役なのだろうけど

モディリアーニの絵に感銘を受けて
モディリアーニ専門の画商になり、奮闘するズボロフスキーの稲葉さんのほうが歌もセリフも登場比率も高い💦

どちらが主役なの?と思わず首をひねってしまいました😓


歌詞で説明する部分も多く、
モディリアーニがモンパルナスに住み始めてから結核で亡くなるまでの人生を
2時間ちょっとにコンパクトにまとめられています。

アンサンブルさん達はほとんど出ずっぱり。
舞台上の左右の椅子に座り、ずっといることが多い。
これは、なかなか大変ですね💦



気難しいモディリアーニを浦井君が好演!
内面の葛藤を表すのはかなり得意ですよね😆
ただ、『笑う男』等のように一瞬にブチ切れるのではなく、前半は年中ブチ切れています😳

そもそもモディリアーニという人は
絵は知ってるけれどその生涯や人間性はあまり知らない💦

舞台演出上、脚色されているとはいえ
へぇ~😳となりながら観ていました!


ズボロフスキーの稲葉さん。
(モデルのにこるんのご主人だそうで)
なんと今回がミュージカル初挑戦❗

でしょうね💦
…………と思いました😓

それなのに歌の配分が多くて
おやまぁびっくり〜でした。
熱演と申し上げれば良いかな💦

ジャンヌ役の宮澤佐江ちゃんは
カテコで名乗るまで、え?あれは誰?状態でした。
キングアーサー、ピーターパン、シーラブと
好演続きだったのにこちらもちょっと残念💦
キャラ的に大人しく支える役より
タイガー・リリーやシーラブみたいに
元気でやや強気なキャラの方が似合うと思いました💦


ベテランの秋本奈緒美さんも素敵だったし、
福田さん、大津君、鎌田さんも俵君も
それぞれ歌あり、見せ場あり〜の
上手いアンサンブルさんたちだからこその
本役以外の役をクルクルと。


福田さんは歌も上手いし、演技も上手いので
どちらかといえば稲葉さんをリードしている感じでした。
笑いを取る手腕はサスガ❗


鎌田さんはラ・ロトンドというカフェのマスターで予想以上に大活躍。
歌もたくさんあったし、真ん中で絡む場面もたくさん。




俵君は警部等を演じていましたが
これは男性アンサンブル皆さんに言えることですが、はける部分が少ないためか?役を何役も変えても衣装が似ているせいか
あれ?今は何の役?と思うことがしばしば💦
そのため、警部なのか?絵を買いにきた人なのか?わかりにくい😓

セリフで名前を呼び、観客に知らしめていますが一瞬のことなので聞き逃したらそこまで。

衣装もコートを羽織ったり
帽子をかぶったりくらいの変化なので
1回観ただけではちょっと難しかったです。
(劇場で会った数人の友達たちも同じような感想でした😓)

大津君は画商役では
憎たらしいくらいねっとりとしたビジネス優先の嫌〜な役でした(笑)
あ〜ゆ〜役もなかなか面白いですね😆


公演期間が短く、東京のみの上演。
珍しい💦💦

今、なぜモディリアーニなのかしら?
3年前にG2さんは今井翼さん主演で『GOYA』のミュージカルも作っているので(この時は約3週間、地方公演あり)
今後『絵描きさんシリーズ』が続くかもしれませんね😆

1つ疑問が💦
『モンパルナスの奇跡』というタイトルの『奇跡』って、何が奇跡だったのだろう?
モディリアーニという絵描きが存在したこと?
ズボロフスキーと出会ったこと?
そんなのはあの当時のモンパルナスではよくあることなので、何かすごい奇跡が起こる?と思って観ていたので、
見終わってからアレ?奇跡は?となりました💦


モンパルナスと聞いたら
大津君がレミゼで演じていた役じゃん!と
ふとレミゼの解禁はいつだろう?となりました😆