タイトルだけ知っていて内容は全然知らなかったので、アニメ版を見て予習してから観劇しました。
ネタバレありますので、
これからの方で知りたくない方はスルーしてください。
全体的な感想から。
まず、目に付くのがかなりの急勾配の八百屋舞台。
それが回転しながら高さが変わっていきます。
あれは演者さん達は足腰が大変そう💦
上から紙が舞い落ちてくる導入部分が終わるとすぐにこの物語のクライマックスとも言えるすずの右手とはるみちゃんの死。
すずの回想。
そこから物語が始まります。(この紙もかなり計算された舞い落ち方。紙の折れ具合や材質もたぶん計算済)
アニメ版とかなり違いますね~
演者さん達の独白で説明しながら進む。
セットは大きな盆と柱?や障子を模したもの、両脇に鉄骨で出来た階段。
背景はデジタルですずのイラストや空襲の様子、桜の舞い散る様子等を再現。
最小限のセット。
キャストだけが浮かび上がり、背景は黒で
キャストの輪郭がくっきり。
とてもシンプルで無駄のないセット。
(最近のゴージャスな舞台装置に飽きていたのでこれは良き)
最初にインパクトがあるヤマ場を持ってくるけれど、話が進むにつれて再度そのヤマ場(すずの右手喪失とはるみちゃんの死)がくる。
つまり観客は2回、この悲惨な場面を見ることになるのだ。
これはかなり辛い😢
そしてたしかアニメ版では
周作とリンの関係を表すリンの名前を書いた周作のちぎったノートの背表紙で、すずがなんとなく2人の関係を気づいたのに対して
舞台では周作ははっきりと説明している。
あれ?私の予習が1回しか観なかったため
間違えていたのだろうか?
アニメ版と舞台では何か所か違う部分があるような🤔
間違えていたらどなたか教えてください💦
とにかく暗くて重い。
戦争の話なので当然なのだが、救いがなかなか見いだせない。
そして時間が長い💦
休憩含め3時間。
感覚的にはもっと長く感じました😓
キャスト。
すず役の昆ちゃんも周作役の海宝君も
純粋で暖かくてとても素敵でした。
音月さんはナイツテイルの時より絶対こちらのほうがいい!
素敵な義姉でした✨
平野綾ちゃんのリンも美しくて色気があり、ちょっと影もあり良かった〜
意外だったのが
家塚さん、鈴木結加里さん、智香ちゃんの3人の『とんとんとんからりんと隣組』🎶
コメディタッチに歌い踊るが、この3人の明るさは救い💞
そして後半のこの3人組の歌は、同じ歌でも前半のときとかなり違う。
結加里さんの演じる刈谷さんの最後には思わず涙が😢
辛いね〜💦
辛いよ〜💦💦
上田一豪さんの演出らしく
出演者の方たち、皆さん良い部分でキチンとスポットを当ててくれていて、
嬉しい🎶🎶
タンタンのクセのある声と演技
中山さんの悲壮感
古川君の意外な怖さ
加藤君の存在感
遼介君の歌声
般若さんの明るさ
川口さんのボス感
観ていて『あぁ❗』と思うことしきり(笑)
ただ、アンサンブルさん達はかなりあちこち出るので初日は出番と立ち位置を把握するので精一杯で、目が足りない😢
しかも舞台は割と照明が暗め😓
普通の人達が受けた戦争の被害
何のための戦争だったのか。
何も知らず、知らされず、お国のためと我慢して生きてきた人達。
すずのセリフに胸が痛い💦
大人しい人ほど、我慢がすぎた時に発する言葉は強くてハッとさせられる。
セリフは全て広島弁。
アニメ版もそうでしたが、広島弁って難しくて聞き取りにくい、、、というか、単語がわからなくて😢
意味がわからないのも多々あり😓
方言、難しい😰←まず、ソコから💦
カテコではアンジェラさんと一豪さんもご挨拶。
明日は作者のこうのさんが1番イメージに近いと言ってた大原さんのすず。
そして一般人を一般人的に演じたら右に出るものがいない村井君の日😆