2019年 2月24日に第54回理学療法士の国家試験がありました。

学生の皆さんは、各々理学療法士になるために3~4年間勉強して実習行って、たくさん頑張ってきたんだと思います。


国家試験を一緒に勉強してきた仲間達。



学生生活は楽しいだけでなく、もちろん辛いことや苦しいこと、場合によっては心を病んでしまうこともあったかもしれません。


それらを乗り越えて来られたのは、自信を持っていいと思います。


これから、臨床で実際に患者さんと理学療法をしていくことになります。


僕自身は卒業式があって、3日目ぐらいからバイトとして就職先で働いていました。


最初の一か月は業務になれることに必死だったのを覚えています。


実際に患者さんの評価や治療を任せられると、あたまが真っ白になりましたね。この評価合ってる?この評価でたから、どんな治療がいいの?何が何だかわかりません。


ただ、先輩のアドバイスを貰いながら、臨床をしていました。


患者さんからしたら、そんなの関係ない。ですが、つい先日まで学生で実際の臨床経験のない人が「ほら、やって。」でできるほど甘くはないってことです。


そんな何も分からない自分が嫌で、患者さんを良くできない自分が嫌で、仕事終わりには文献や書籍を読んで、週末には勉強会に参加して、知識や技術、経験のない自分の中を埋めようとしていました。


勉強会に行くにつれて、少しずつ知識は付いてきました。すると習ったことは、実際に試したくなるんですね。そうなると、本来ならば評価をしっかりして、患者さんに合っている治療方法を選択するのが当たり前なのですが、習った治療方法に患者さんを当てはめてしまうことがあるんですね。そんな考えでは、当然患者さんは良くはならないです。身体はすぐに反応するので、一瞬は良くなったように見えることはありますが…そして、その一瞬が悪魔のささやきのようで、自分はできる。って思い込んでしまうんですね。


これがどんどん進んでいくと、患者さんの思いを置き去りにしてしまうってことになりかねないんです。


ほんとに最初の頃は反省ばかりでした。


脱線しましたが、新人として働くと全く分からないことばかりなんです。


知識や技術は自分で学ぶことができます。けれど、一番大切なのはその知識や技術をどう使うか!だと思っています。


けど、そんな事誰も教えてくれない。し、臨床現場で真剣に患者さんと向き合う中で培っていくしかないものでした。


そもそも、勉強会で教わるのは綺麗にまとめられた知識や技術ばかり。実際の臨床はいろんな問題が複雑化してるんですよね…。


だから、少しでもその評価~治療までを学べる場があればいいなって思いから、今の職場では仮説と検証をする勉強会を月一でしています。そして、なかなか上の先輩がおらず困ってる人を集めて北九州でも今年から始めました。


理学療法士になったなら、一生勉強するのは当たり前。


って誰かが言ってました。

ほんと一生勉強だな。とは思いますが、その勉強方法は自分で選んでいくといいと思います。苦しい勉強の方法は続かない。無理せず継続できる方法を見つけていってほしいです。


僕は一人で黙々とやるより、仲間と一緒に勉強するのが楽しいし好きです。


そんな仲間と出会えたのはTake RooTsのおかげだと思います。


最後になりましたが、国家試験お疲れ様でした。これからも大変なこともたくさんありますが、楽しいことや嬉しいことがたくさんあります。一緒に頑張っていきましょう。




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