今日はMNSホールディングス主催のセミナーのお手伝いをさせて頂きました。




講師の先生はWHHC(Women's Holistic H ealth Company)代表の理学療法士の漆川紗弥香先生です。「産後の理学療法~理論と実践~」という題でお話しして頂きました。


講義内容は

○産前産後の生理的変化

○産前産後の解剖学的変化

○産後にみられる症状

○骨盤底筋群の解剖と評価

○産後女性に対するコア機能のみかたとエクササイズ

と盛りだくさんででした。


妊娠における身体の変化をホルモンなどの生理学的観点から詳しく説明されていました。それによるリスク管理についても大変勉強になりました。個人的には「つわり」と自律神経の話がすごく印象に残っています。


解剖学的変化は分娩に伴う骨盤の動きや分娩姿勢の話から、腹直筋離開について、何故起きやすくなるのかを話されていました。


そして、なかなかイメージがしにくい骨盤底筋。分かりやすく図で説明されたり、受講生の方々と収縮の感覚を共有することで理解しやすいように工夫をされていました。風船で骨盤底筋の働きを感じるのは初めての経験で分かりやすかったです。


疾患や治療に関しても、解剖学や生理学の話から治療の考え方を共有して、触診から呼吸方法、運動療法について話があり、臨床でもすぐに取り入れやすいようになっていました。



僕は何度か漆川先生のセミナーに参加させて頂いて感じるのは、解剖学や生理学をすごく大切にされている。ってことです。


体に起きる変化を解剖学や生理学で説明して頂けるので、症状と結びつけやすく臨床のイメージが湧いてきます。


漆川先生ありがとうございました。


最後に漆川先生のセミナーを受けていて、好きな言葉があります。


「女性は全員産前か産後だよ。」


この言葉を聞いた時に、ウィメンズヘルスの知識は決して特別じゃないなって思うことができました。


どうしても、日本の理学療法士の中では新しい分野で、臨床では妊娠前後の方と直接関わることが少ないです。


けれど、目の前にいる女性の患者さんは若い方、高齢の方限らず産前であり産後。


そこを意識するだけで、ウィメンズヘルスの知識は臨床で活かしていけます。





WHHCのホームページ

↑漆川先生のパーソナルトレーニングのことや、セミナー情報が確認できます。